を行い、障害のある子どものコンピュータの活用に関する
多くの成果が得られた。本年度は次の研究を行った。
○肢体不自由児C男のキーボードの改良とコンピュータ
の活用の実際(たいらぼ一ど2号の活用)
2 個人研究
1)長期研究員による研究
○「精神遅滞児に対する書きとたし算の指導」
一K・ABCの結果(心理・教育アセスメント)を基
にして一
福島県養護教育センター長期研究員 菊地恵美子
○「学校で話さない子供の学校における自己表現力を
育てる援助のあり方」
一子供の実態と対応の仕方の調査を通して一
福島県養護教育センター長期研究員 猪狩和雄
○「聴覚障害児の国語力に関する調査」
一A表現、B理解、言語事項の領域に関する実態一
福島県養護教育センター長期研究員 櫛田省吾
2)実践研究
○「聴覚障害児の文章読解力を高めるための指導テキ
ストの作製と指導実践」
福島県立聾学校教諭 山内潤子
○「自分の思いを生き生きと表現する子どもを育てる
にはどうしたらよいか」
飯野町立飯野小学校教諭 渡辺あや子
第5節教育図書・資料の収集・
提供事業
1教育図書・資料の収集・整理
(1)教育図書の収集・整理
教育図書については、養護教育に関する専門図書の充実
に努め、本年度285冊の新規購入及び寄贈の結果、蔵書数
は5,658冊となった。その種類は、心身障害児の教育関係
図書が3,226冊となり、医学関係図書が369冊、心理関係図
書が191冊、その他の図書が1,872冊となった。これらの図
書は、「日本十進分類法」の分類基準に従い分類・配架し
ているので、いつでも利用できるようになっている。
また、コンピュータによる検索もできるようにして、問
い合わせ等に応じられるようにした。
(2)教育関係定期刊行物の収集・整理
教育関係定期刊行物については、県費により今年度29種
類を購入した。
(3)教育資料の収集・整理
教育資料は、全国の関係機関や県内の教育機関の協力に
より、研究紀要、研究報告書、手引き、ハンドブック等の
収集に努めており、集まった224冊余りについて各機関別
に分類した。県内の資料についても、学校別に分類・配架
した。
2 教育図書・資料の利用
本年度の図書・資料は、養護教育センターの研修参加者を
含め、県内の養護教育に携わる教職員によって利用されてき
た。また、普通教育に携わる教職員や、障害児の保護者等の
利用もみられた。利用者は、732名で、図書・資料の貸出冊数
は611冊であった。
第6節 広報・啓発事業
1 所報「養護教育」
(1)内容
展望、特集、教育相談報告、スポットオブ研修、
研究実践報告、実践紹介、COFFEE BREAK、随想、
タイムリー情報等
(2)規格・ページ・部数
<創立10周年記念特別編集号(37・38合併)>
1)規格A4判
2)ページ数32ページ
3)部数2,000部
<39号>
1)規格A4判
2)ページ数16ページ
3)部数1,800部
2 研究紀要「第10号」
(1)内容
研究の趣旨、研究の構想、養護教育における教材・教具
の開発・活用の基本的な考え方、2年次の研究、研究成果
と今後の課題、継続研究
(2)規格・ページ・部数
1)規格A4判
2)ページ数36ページ
3)部数1,000部
3 心身障害児ハンドブック「障害の重い子」
(1)内容
障害の重い子とは、障害の重い子とのかかわり、障害の
重い子のための教育機関・相談機関、障害の重い子への援
助
(2)規格・ページ・部数
1)規格A5判
2)ページ数28ページ
3)部数2,000部
4養護教育センター案内パンフレット
(1)内容
設置の目的、教育相談、図書・資料の収集提供、広報啓
発、研修、調査研究などの紹介
(2)規格・ページ・部数
1)規格A4判1枚
2)部数3,000部