教育年報1995年(H7)-234/256page

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のあるつどいで、数日のうちに定員に達した。また、夏

は天候に、冬は雪に恵まれ、計画通り行うことができた。

参加者の年齢構成が広がっており、活動コースや難易の

程度を選択できるようにするとともに、日程にもゆとり

を持たせ、家族間の交流も深まるよう配慮した。

『少年のつどい』のうちの『自然に鍛える少年のつど

い』は、本年度も、はがきによる申し込み方法をとった。

定員の3倍を越す応募があり、地域・学年・男女のバラ

ンスを考慮した参加者を決定した。また、期間を3泊4

日に延ばすことで、つどいのねらいを十分達成すること

ができた。『たくましく生きる少年のつどい』は、昨年

度と同様に、青少年自然体験活動推進事業として5回、

延べ11日にわたって実施した。参加児童生徒は、自然の

中での集団生活や野外活動・農業体験などを通して、友

達と交流することや自然と触れ合う楽しさを知り、回を

重ねるごとに集団への適応力を高めることができた。

『休業土曜日の主催事業』は、自然の家のエリアを主

な活動の場として内容に工夫を加え、事業名も参加意欲

を喚起するものを考えて7回実施した。親子での参加が

多く見られ事業の趣旨に沿った成果を得ることができた。

今後も魅力ある充実した事業になるよう努めていきたい。

2)事業の成果や今後の課題把握については、事業実施後

に参加者へのアンケート調査を行い、次年度の事業の企

画運営に生かすようにしてきた。

(5)広報活動の推進

主催事業案内・所報等は県内小・中・養護学校を初め、

各PTA・社会教育関係団体へ計画的に配付することでP

Rに努めた。

また、休業土曜日主催事業の案内を含め、利用促進に

つながる広報を公共放送での情報提供にも力を入れ、啓

蒙を図った。

(6)現職教育の充実

利用団体に喜ばれ、充実した研修が行われる社会教育施

設であるため、利用状況から課題を把握することにより、

各団体が主体的に研修を推進する手だてについて研修を進

めてきた。

また、本格実施2年目を迎えた青少年自然体験活動推進

事業『たくましく生きる少年のつどい』は、昨年度の実績

を生かすとともに、関係各機関との連携を密にし、所員全

員の共通理解の下に趣旨に沿った事業推進に努めてきた。

(7)安全管理の徹底

定期的な安全点検・エリア内の巡視を行うことにより潜

在危険箇所の早期発見と整備・修理に努めてきた。

また、避難訓練は入所団体の協力を得るとともに、関係

機関の指導・助言を仰ぎ、春・夏の2回本格的に実施した。

3 職員組織
職名 所長 次長 主事
副主査
主任運
転手兼
用務員
主任指導
主事
指導
主事
社会教
育主事
人員 1 1 各1 1 1 3 1 10

第2節 施設・設備の概要

1 所在地

郡山市逢瀬町多田野字中丸山46番地

2 宿泊定員

○本館166名(14部屋講師室1)

○ロッジ180名(9棟)

○テント240名(40棟)

3 敷地面積

237,587.59m2

4 建物面積

延床面積3,806.08m2

本館(管理棟・宿泊室・研修室・浴室)、体育館、

食堂、総合活動館、野外活動センター、ロッジ等

5 設備備品等

野外活動設備(サーキット設備、アーチェリー場、

スコアオリエンテーリングコース、マウンテンバイクコース、

フィールドワークコース等)、天体望遠鏡、

運動及び野外活動用具、視聴覚機器等

第3節利用状況

郡山少年自然の家を利用できる団体は、次のように大別さ

れる。

(1)小学校、中学校、養護学校の児童生徒及び引率者

(2)少年団体等の構成員及び引率者

(3)その他、所長が適当であると認めた団体

本年度の利用団体数は、198団体、利用者数は、実利用

者が、12,585人、延30,147人である。

なお、利用状況の詳細は、次のとおりである。


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