教育年報1996年(H8)-200/254page

[検索] [目次] [PDF] [前][次]


する。障害の種類は次のとおりである。

○視覚障害○病弱・身体虚弱

○聴覚障害○言語障害

○精神薄弱○情緒障害

○肢体不自由○重複障害

2 形態

(1)来所相談

電話、手紙等の申し込みにより、来所日時をあらかじめ

調整のうえ通知し、相談者の来所によって行った。また、

相談の内容によっては電話だけによる相談も行った。

(2)巡回就学相談

1)事業内容

障害児発達状況や教育措置に対する正しい認識を得さ

せるため、4教育事務所管内において巡回就学相談を実

施し、適正就学に関する啓発活動の充実を図った。

2)実施地域と相談件数

相談件数81件 県北:福島市(19件)

会津:会津若松市(33件)

相双:原町市(16件)

いわき:いわき市(13件)

(3)地域相談室相談

次の3カ所に地域相談室を設置し、各障害の相談に応じ

られるように相談員を委嘱し、来室による相談、電話によ

る相談を行った。

年齢・学校別相談件数
形態/年齢・学校 幼児(歳) 小学校(年) 中学校(年) 高等学校(年) 一般他
0〜4 5 1 2 3 4 5 6 1 2 3 1 2 3
来所
相談
実件数 21 31 27 21 17 18 13 23 26 22 13 22 11 8 7 280
延件数 85 126 126 89 74 88 72 149 166 110 101 166 73 43 24 1,492
地域
相談
実件数 63 56 12 7 10 15 11 29 23 23 16 2 1 1 18 287
延件数 530 296 39 21 26 40 31 111 105 112 108 6 4 2 42 1,473
巡回就
学相談
実件数 2 56 4 5 3 4 1 4   2           81
延件数 2 56 4 5 3 4 1 4   2           81
実件数 86 143 43 33 30 37 25 56 49 47 29 24 12 9 25 648
延件数 617 478 169 115 103 132 104 264 271 224 209 172 77 45 66 3,046

障害別相談件数
形態/障害 視覚障害 聴覚障害 精神薄弱 肢体不自由 病弱虚弱 言語障害 情緒障害 重複障害 その他
来所
相談
実件数 5 2 63 18 4 21 156 2 9 280
延件数 15 9 346 72 15 107 888 9 31 1,492
地域
相談
実件数 22 41 53 7 84 6 34 26 14 287
延件数 134 377 182 21 226 41 274 173 45 1,473
巡回
就学 相談
実件数 1   49 8 4 6 12   1 81
延件数 1   49 8 4 6 12   1 81
実件数 28 43 165 33 92 33 202 28 24 648
延件数 150 386 577 101 245 154 1,174 182 77 3,046

<地域相談室>
設 置 場 所 住所並びに電話番号
県立聾学校福島分校内)
県北地域相談室          
〒960 福島市森合町6-34
TEL 0245(31)5013
(県立聾学校会津分校内)
会津地域相談室
〒965 会津若松市一箕町大字鶴賀字下柳原102  
TEL 0242(22)1286
(県立聾学校平分校内)
浜通り地域相談室
〒970-01いわき市平馬目字馬目崎61   
TEL 0246(34)2202

3 現状と課題

平成8年度の教育相談の状況は、下記の表のとおりである。

社会の変化や障害の多様化が進む状況での障害児の教育相談

は、比較的早期からの援助や子どもの発達に即した長期にわ

たる援助が必要である。また、障害そのものに対する援助、

二次的な心理・社会的不適応に対する援助、子どもにかかわ

る人たちへの援助などが重要である。その意味から、県心身

障害児総合療育センター等の医療機関、保健所等の関係機関、

幼稚園・学校等との密接な連携を図った。障害児が社会参加・

自立するためには、さらに連携を深めるとともに、地域社会

の理解が欠かせない。相談の三形態の特性を生かした障害児

理解及び支援のための教育相談を一層充実させる必要がある。


[検索] [目次] [PDF] [前][次]

Copyright (C) 2000-2001 Fukushima Prefectural Board of Education All rights reserved.
掲載情報の著作権は福島県教育委員会に帰属します。