教育年報1998年(H10)-097/270page
(2) 県教育委員会指定
1) 養護教育進路指導推進事業
ア 趣旨
障害のある児童生徒の卒業後の社会参加・自立に向
けて、一人一人の実態や地域の条件等に応じた進路指
導の在り方についての研究協議や進路実現への理解啓
発の促進等、進路開拓の支援方策を推進する。
平成10年度より2年間にわたる事業であり、養護学
校を拠点に中学校特殊学級の含めて、地域に根ざした
進路実現を目指して実施した。
イ 実施校及び協力校
○ 実施校 県立西郷養護学校
県立富岡養護学校
○ 協力校 白河市立白河第二中学校
西郷村立西郷第一中学校
富岡町立富岡第二中学校
川内村立川内中学校
ウ 実施状況
○ 養護教育進路指導推進協議会
各校委員15名 年2回実施
○養護教育進路指導担当者会
養護学校、特殊学級担当者 各校委員5名
年5回実施
○ 事業所見学、現場実習の実施
○ 事業主による学校見学の実施
○ 作業学習成果作品展の開催
7 生徒指導・進路指導
(1) 生徒指導
障害のある児童生徒一人一人の意思や個性を生かしなが
ら、障害の状態や発達段階・特性等に応じた指導が十分行
えるように、校内の生徒指導体制の確立に努めた。
特に、児童生徒一人一人の課題を的確に把握し、児童生
徒の立場に立った行動理解を行い、児童生徒の自己実現を
図るべく、生徒指導の機能を生かした指導援助に努めた。
(2) 進路指導
進路指導に当たっては、次の点に重点をおき学校の進路
指導に努めた。
1) 児童生徒が自ら障害の状態を改善・克服し、積極的に
社会参加・自立しようとする意欲を高めるとともに、進
路選択及び進路実現に必要な知識、技能、態度等、基礎
的な能力の習得に努めること。
2) 小学部・中学部・高等部の一貫した進路指導を組織的、
計画的に実施できるよう校内の進路指導体制の充実に努
めること。
3) 保護者との好ましい人間関係を育むとともに福祉・医
療機関や職業安定所、事業所等、関係機関との連携に努
めること。
8 特別活動
(1) 卒業式
1) 県立盲・聾・養護学校卒業者数
障害/学部 幼稚部 小学部 中学部 高等部
(専攻科を
含む)合 計 盲 1 4 10 15 聾 7 10 6 8 31 知的障害 79 105 43 227 肢体不自由 37 40 24 101 病弱 8 29 10 47 計 7 135 184 95 421 2) 県立盲・聾・養護学校卒業式学部別開催日 (校数)
学部/開催日 3月5日(金) 3月6日(土) 3月10日(水) 3月11日(木) 3月12日(金) 3月17日(水) 3月18日(木) 3月20日(土) 幼稚部 1 1 1 1 小学部 1 2 4 8 1 1 1 中学部 1 2 5 9 高等部 2 1 2 3 (2) 修学旅行 単位:校数
学部/行き先
日数
人数行き先 日数 人数 県内 盛 岡 仙台 仙 台 松島山形 関東 関西 静岡 北 海道 日 帰り 一泊二日 二 泊 三日 三 泊 四日 四 泊 五日 小学部 8 6 9 5 113 中学部 14 1 1 15 162 高等部 1 1 6 1 1 5 2 119