教育年報1998年(H10)-096/270page
ける介助システムの研修(自立生活センターによる
一般家庭へのサポートシステムの体験を含む。))
○ バークレー市及びサンフランシスコ市の視察(教
育、雇用、交通、レクリエーション・スポーツ、建
築等すべての面において障害者も普通にサービスを
受けるいわゆるノーマライゼーションのあり方の体
験)
オ 提言集の発行を行った。(平成11年2月)
(2) であい ふれあい サポートプラン
1) 趣旨
障害のある児童生徒等に、学校から出て、積極的に多
くの人々と出会い、ふれあう様々な交流の機会を設ける
ことは、児童生徒の経験を広め、社会性を養い、「生き
る力」を身に付ける上で、重要な意義をもっている。
そこで、盲・聾・養護学校の児童生徒等が、多くの人々
と出会い、ふれあい及び自然体験、社会体験を通して、
自ら学び、自ら考え、主体的に行動できる「生きる力」
を育み、社会参加・自立するのを支援するため、本事業
を実施した。
2) 実施校(8校〕
盲学校、聾学校福島分校、聾学校会津分校、会津養護
学校、会津養護学校竹田分校、猪苗代養護学校、西郷養
護学校、平養護学校
3) 実施状況
次のような交流等を各校で計画し実施した。
ア ふれあい学校間交流
○ 盲・聾・養護学校間の交流
○ 小・中・高校との交流
イ ふれあい地域間交流
○ 地域や地域住民との交流
ウ ふれあい自然体験学習
○ 海や山での自然体験学習、他団体との集い
エ 見聞を広げる社会体験学習
○ 見学学習、職場見学等の見聞を広める社会体験学
習
オ 学校だより発行
5 訪問教育
通学して教育を受けることが困難な児童生徒に対して
行う訪問教育を週2回から3回とし、登校可能な児童生
徒に対して、定期的に他の子供たちと交流したり、集団
学習を行ったりすることができるように、1回はスクー
リング(登校学習)を実施した。
更に今年度から、会津養護学校、平養護学校、富岡養
護学校で高等部の訪問教育を開始した。実施状況は以下
のとおりである。
学校名/学級数・児童生徒数 学級数 児童生徒数 スクーリング参加児童生徒数 小学部 中学部 高等部 計 小学部 中学部 高等部 計 小学部 中学部 高等部 計 大笹生養護学校 6 4 10 17 10 27 7 9 16 郡山養護学校 4 3 7 11 7 18 2 0 2 須賀川養護学校 2 2 3 3(3) 2 2 須賀川養護郡山分校 1(1) 1(1) 1(2) 2(2) 1(1) 3 西郷養護学校 1 1 2 2 0 0 石川養護学校 3 3 5 5 0 0 会津養護学校 1 1 1 3 3 2 2 7 1 1 2 4 平養護学校 1(1) 3(1) 2(1) 6(3) 8(3) 5(1) 4(3) 17(7) 3 1 0 4 富岡養護学校 2 1 1 4 4 2 1 7 3 0 1 4 合 計 23(2) 13(2) 4(1) 40(5) 55(5) 27(2) 89(10) 18 11 3 32 ※ ( )内は病院訪問教育で内数、スクーリング参加児童生徒数は再掲
6 研究指定校
(1) 文部省指定
1) 交流教育地域推進事業
ア 趣旨
盲学校、聾学校、養護学校及び小・中学校の特殊学
校と幼稚園、小学校中学校及び高等学校や地域社会と
の多様な交流活動を展開することにより、児童生徒等
の社会性の育成や豊かな人間形成を図ると共に、障害
のある児童生徒等に対する理解と認識を推進する。
イ 指定期間
平成9年度〜平成10年度
ウ 指定校
福島県立盲学校
○ 協力校 福島市立福島第四小学校
福島市立清明小学校他
エ 交流教育地域推進運営協議会
・学校関係者、教育委員会関係者等の関係者で構成し
た。
・事務局 盲学校
オ 実施状況
○ 本事業のねらいや運営の指針の設定
○ 本事業の実施に関する指導・助言
○ 本事業の趣旨の普及及び情報の提供
○ 報告会の実施