教育年報1998年(H10)-235/270page
第19章 福島県自然の家
1 沿革及び所在地
(1) 沿革
昭和50年3月発足した財団法人「福島県海浜青年の家」
は、同年7月の開所以来、海浜型の青少年社会教育施設と
して「福島県海浜青年の家」を管理運営してきた。
平成8年4月財団法人の名称を「福島県海浜自然の家」
に変更し、同時に施設の名称を「福島県相馬海浜自然の家」
に改め当施設を財団の主たる事務所とした。平成8年7月
「福島県いわき海浜自然の家」を従たる事務所として開所
し管理運営を開始した。平成10年4月財団法人の名称を
「福島県自然の家」に変更するとともに、同月、これまで
福島県教育庁の出先機関であった「福島県郡山少年自然の家」
及び「福島県会津少年自然の家」の管理運営を財団が
引き継ぎ、それぞれ名称を「福島県郡山自然の家」及び
「福島県会津自然の家」と改め、財団の従たる事務所とし、
従来のものと併せて県内四事務所の管理運営を行うことと
なった。
今年度末の財団内4事務所の延べ利用者の合計は、約15
万人であり、県内は勿論のこと県外からも多数の利用があ
り、全体として堅実に推移している。
(2) 所在地
1) (財)福島県自然の家の主たる事務所
○ 福島県相馬海浜自然の家(財団本部)
福島県相馬市磯部字大洲38の3
〒979-2501 TEL 0244-33-5224
2) (財)福島県自然の家の従たる事務所
○ 福島県いわき海浜自然の家
福島県いわき市久之浜町田之網字向山53
〒979-0335 TEL 0246-32-7700
○ 福島県郡山自然の家
福島県郡山市逢瀬町多田野年中丸山46
〒963-0213 TEL 024-957-2111
○ 福島県会津自然の家
福島県河沼郡会津坂下町大字八日沢字西東山4495の1
〒969-6504 TEL 0242-83-2480
2 教育目標及び基本的視点
(1) 教育目標
恵まれた自然環境の中で、野外学習や集団宿泊活動など
様々な活動を通して主体的に対応できる人々の育成を目指
す生涯学習の推進のため、次の目標を設定する。
1) 自然の恩恵にふれ、自然に親しむ心や敬虔の念を育て
る。
2) 集団宿泊活動を通して規律・協同・友愛及び奉仕の精
神を養う。
3) 自然体験活動を通して自ら実践し、創造する態度を育
てる。
(2) 基本的視点
豊かな自然体験を楽しめる施設として、その機能を十分
に発揮するために、施設・設備の整備や運営方法の確立・
改善に努め、利用者が充実した活動を展開できるよう、次
の基本的視点に基づきそれぞれの施設の運営にあたる。
1) 所員の英知と創意を結集し、施設の充実・整備を図り、
活気と魅力ある施設の運営に努める。
2) 利用者の多様なニーズや利用目的に応じた柔軟な運営
を行うよう努める。
3) 立地条件を生かした特色ある主催事業を展開するとと
もに、学校や地域に生きる活動種目やその指導方法の研
究開発に努める。
4) 民間有志指導者(ボランティア)の受け入れと協力を
得るように努める。
5) 現代的課題の解決に対応する事業を推進し、その情報
の発信に努める。
3 財団法人福島県自然の家役員
及び理事会の開催
(1) (財)福島県自然の家役員
財団法人福島県自然の家寄附行為に基づき理事15名、監
事2名から構成されている。
役職名 氏名 所属 理事長 杉原陸夫 福島県教育委員会教育長 副理事長 太田緑子 福島県青少年教育振興会長 専務理事 國井輝夫 福島県教育庁参事・福島県相馬海浜自然の家所長 常務理事 秋山功一 福島県いわき海浜自然の家所長 常務理事 富山英正 福島県郡山自然の家所長 常務理事 渡部敏郎 福島県会津自然の家所長 理事 今野繁 相馬市長 理事 四家啓介 いわき市長 理事 藤森英二 郡山市長 理事 山口林助 会津坂下町長 理事 鈴木完一 福島県社会教育委員の会議議長 監事 佐々木恵寿 福島県青少年団体連絡協議会代表 監事 玉木リサ子 福島県ボランティア連絡協議会代表 理事 林由美子 利用者代表 理事 穂積国満 福島県教育庁参事・生涯学習課長 監事 松野繁雄 相馬市収入役 監事 斎藤良男 福島県教育庁参事・財務課長