教育年報1998年(H10)-256/270page

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○ 『春を味わおう』

○ 定員80名 参加者数 87名

2) 活動内容

○ ネイチャーゲームと植物の観察

○ フキノトウ採りとその試食

福島県会津自然の家

第1節 概要

 福島県会津自然の家は、恵まれた自然環境の中で、自然に

親しむ活動や集団宿泊生活、野外活動を体験することにより

心豊かで心身ともに健全な青少年を育成することを目的とし

た社会教育施設である。

 昭和56年4月に開所し、今年度末で18年になり、開所以来

の延利用者は85万人を越えた。

 今年度は、次の6つの重点目標を掲げ、その達成に努める

とともに、誰もが利用しやすい、魅力的な施設をめざして、

運営の改善を図り、時代や利用者のニーズに対応した社会教

育施設の役割に積極的に取り組んできた。

〈重点目標〉

(1) 利用団体の研修活動の充実

(2) 主催事業の効果的な運営

(3) 施設利用の促進と広報活動の充実

(4) 施設・設備の充実

(5) 安全管理と安全指導の徹底

(6) 職員研修の充実

1 運営委員会及び職員組織

(1) 運営委員会の組織

 運営委員会は10名で構成し、委員は次のとおりである。
氏名 所属
◎山口林助 河沼郡会津坂下町長
○芦沢健 福島県市町村教育委員会連絡協議会常任理事
小澤隆 福島県議会議員
箕輪達也 福島県PTA連合会副会長
佐藤敬 福島県小学校長会理事
横山正美 福島県中学校長会常任理事
伊藤合見 福島県子供会育成連合会会長
渡辺英夫 福島県公民館連絡協議会副会長
上遠野洋明 福島県高等学校長協議会会津支部長
鈴木敏夫 福島県教育庁生涯学習課主幹

注 ◎印:委員長 ○:副委員長

運営委員会は、次のとおり2回実施した。

○ 第1回運営委員会 平成10年7月15日開催

○ 第2回運営委員会 平成11年2月17日開催

(2) 職員組織
職  名 常務理事 兼所長 主任兼 次長 主任指導 主事 指導 主事 社会教育 主事 主 事 主任運 転手
人員 1 1 1 5 1 2 1 12

2 平成10年度重点目標と成果

(1) 研修活動の充実

1) 利用団体の主体的な活動を推進するため、学校団体指

導者事前研修会、社会教育団体指導者研修会、社会教育

団体事前打合せ会、事前踏査等を通して、引率指導者の

指導力の向上を図った。

2) 利用団体の実態やねらいに即した活動計画が立案され

主体的に研修が推進されるよう指導・援助に努めた。

3) 利用団体の主体的な活動が展開されるよう、標準生活

時間や各種つどい等の柔軟な運営に努めた。

4) 所員と引率指導者との役割分担を明確にして、活動の

充実を図った。

5) 青少年の自主性を育て、当施設の特色を生かした活動

プログラムの改善・開発に努めた。

6) 利用団体の主体的活動を促す指導資料の改訂を行った。

(2) 主催事業の効果的運営

 事業のねらいに即した、魅力ある内容を計画し、関係機

関や団体等を通して事業の啓蒙に努め、事業の目的が達成

されるように効果的な運営に努めた。

1) 「自然に親しむ少年のつどい」は、参加者自らの創意

工夫と協力による住みか作りや塩の道(旧越後街道)を

歩く体験を通して、心身を鍛えることができた。

 また、グループ活動を多様に取り入れることにより、

他人を思いやる心や自然と調和して生活していこうとす

る態度を育てることができた。

2) 「親子キャンプのつどい」や「親子白銀のつどい」の

親子を対象にした事業は、世代間交流ばかりでなく、他

家族との交流や親睦を図ることができた。

3) 「少年スキー教室」は、スキー技術の向上ばかりでな

く、会津の冬体験を通して、たくましい心と体を育てる

ことができた。

4) 「野外実技指導者研修会」は、充実した講師陣により

野外活動に関する基礎的知識や技術、指導力の向上を図

る研修が進められ、社会人や大学生の参加者に大きな成


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