教育年報1998年(H10)-257/270page

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果をもたらした。

5) 学校週5日制に伴う第2・第4土曜日の休業日に、子

供たちの自主性や創造性を育てる自然体験活動を年間3

回実施した県か、次のような成果が見られた。

ア 事業の趣旨や内容を理解し、家族で参加する姿が多

く見られた。

 また、年間継続して参加する家族も見られ、世代間

交流や他家族との交流を深めることができた。

イ 当所の特色を生かした事業を季節に合った時期に実

施することにより、各事業への参加者拡大を図ること

ができた。

ウ 事業内容に応じ、地域の人材を活用した結果、地域

と施設の連携を深めることができた。

6) 受託事業「ハートウォームプラン・青少年自然体験活

動推進事業〜チャレンジ・生き生き親子のつどい〜」は

不登校児童生徒とその保護者を対象に、自然体験活動等

を通して円滑な対人関係や自立心の形成を図るための支

援を行った。

 参加者が少なかったが、「出会いと新しい仲間→プレ

キャンプに挑戦→新たなる挑戦」という年間3回各事業

の目的が達成された。

 年度末までに反省・評価等を行い、事業報告書の冊子

を作成し、関係機関等に送付し、次年度事業の普及活動

となるように努めた。

(3) 施設利用の促進と広報活動の充実

1) より魅力ある施設をめざし、利用者の多様なニーズに

対応できるよう、柔軟で合理的な運営に努めた。

2) 利用の促進を図るため、所報、主催事業案内、利用パ

ンフレット等の改善と活用を行った。

3) 報道機関、社会教育関係機関や諸団体との連携を密に

して利用の啓蒙に努めた。

(4) 施設設備の充実

1) 時代のニーズにあった、明るく清々しい施設にするた

め、施設設備の改修を年次計画に基づき進めるとともに

安全で効果的な活用に努めた。

2) 自然保護に配慮した環境緑化と美化に努めた。

3) 室内環境の整備と美化に努めた。

(5) 安全管理と安全指導の徹底

1) 防災計画に基づき、責任体制を明確にし、日常及び月

例定期点検を実施し、施設・設備の保全と事故防止に努

めた。

2) 利用者の事故防止のため、各種の機会をとらえて引率

指導者に対する指導と注意事項の徹底を図った。

3) 広範囲な活動エリア内の保全と山火事防止のため、野

外コースのパトロールを随時行った。

4) 団体が当施設を利用している時期に避難訓練を実施し

非常時の防火組織の活動訓練を行うとともに、利用者の

非常時に対する防火・防災の意識を高めた。

5) 防火査察、保安点検、所内環境測定を実施し、事故防

止と安全確保に努めた。

6) 給食委員会を定期的に開催し、食中毒の防止と食品の

衛生管理を徹底させた。

7) 野外施設及び活動コースの安全点検を徹底するととも

に有害昆虫の駆除に努めた。

(6) 職員研修の充実

1) 計画的に研修を行うとともに、他施設の視察研修を実

施し、職員の資質と指導力の向上に努めた。

2) 平成10年度からの新規受託事業「ハートウォームプラ

ン・青少年自然体験活動推進事業〜チャレンジ・生き生

き親子のつどい〜」の実施に向けた研修を進めた。

3) 県内外の施設との連携を密にし、情報交換や資料収集

を行い、専門性の向上に努めた。

第2節 施設・設備の概要

1 所在地

○ 河沼郡会津坂下町大字八日沢字西東山4495-1

2 宿泊定員

○ 本館  25室 300名

○ ロッジ 10棟 150名

○ テント 20張 120名

3 敷地面積

○ 251,432m2

4 建物面積

○ 延床面積 5,462.7365m2

・管理研修棟(鉄筋造2階建)

・宿泊棟(鉄筋造2階建)

・アセンブリホール(鉄筋造)

・機械棟(鉄筋造3階建)

・野外活動管理センター(鉄筋造)

・ロッジ(木造平屋建)

・炊飯場(鉄筋造) ・薪置場(鉄筋造)

・車庫(鉄筋造) ・野外便所(鉄筋造)

5 運動広場面積

○ 8,500m2

6 設備備品等

・フィールドアスレチック ・スキー ・そり

・かんじき ・野外活動用具 ・野外炊飯用具

・運動用具 ・自転車 ・天体望遠鏡 ・双眼鏡

・テレビ ・VTR ・16mm映写機 ・ピアノ

・オルガン ・アコーディオン

・伝承遊びセット ・クラフト用具 ・OL用具

・営火場 ・諸活動コース ・その他

第3節 利用状況

 当施設を利用できる対象者は、次のとおりである。

(1) 学校団体(小学校、中学校、養護学校、高校、大学、

専門学校、幼稚園等の在学青少年団体)の構成員及びそ


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