平成12年度教育年報 -128/272page
種 別 名 称 員数 所在の場所 所有者(保護団体) 重
要
文
化
財建造物 旧猪股家住宅 1棟 南会津都田島町大字糸沢字西沢山3692番地の20 奥会津地方歴史民俗資料館地内 田島町 美
術
工
芸
品絵画 絹本著色熊野星茶羅図 1幅 相馬市中村字高地前43番地 宗教法人歓喜寺 絵画 絹本著色普賢菩薩像 1幅 相馬市中村字高地前43番地 宗教法人歓喜寺 彫刻 木造聖徳太子立像 1躯 河沼郡柳津町大字久保田字居平甲562番地 宗教法人正徳寺 古文書 簗田家文書 一 括 会津若松市城東町1番25号 福島県立博物館 簗田英雄 重要無形民俗文化財 磐城街道沿いのオニンギョウサマ 田村郡船引町大字芦沢字下屋形216番地の1ほか 芦沢・堀越お人形様製作の習俗保存会 渡戸の獅子舞 いわき市三和町渡戸宇宿162番地 御塚神社 渡戸区 天然記念物 大倉のコウヤマキ自生地 耶麻郡西会津町野沢字大倉丙2152 番地の内3,600m 2 安座自治会 束松塩坪層の漣痕 耶麻郡西会津町大字束松宇鳥屋丁725番地の1の内林道法面露頭部分(1,500m 2 ) 鈴木豊栄ほか 史 跡 猪苗代城跡 附 鶴峰城跡 耶麻郡猪苗代町字古城跡7150番の1ほか指定面積63,333m 2 猪苗代町ほか 新指定の文化財10件(重要文化財5件、重要無形民俗文化財2件、天然記念物2件、史跡1件)
3 埋蔵文化財の保存の充実
(1)埋蔵文化財保存体制 県土の開発の進展にともない開発側との事前協議が増加しているが、遺跡の保存に対する県民の関心も高まっており、埋蔵文化財保存対策が急務となっている。そのため、発掘調査体制を年々強化し、(財)福島県文化センター遺跡調査課に逐次定数増加を進めてきた。現在、財団職員46名(含む嘱託1名)、派遣職員29名、計75名となっている。
(財)福島県文化センター遺跡調査課職員定数
年度 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 人員 9 15 20 23 26 26 30 40 44 47 47 年度 元 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 人員 55 60 60 62 62 62 62 62 62 68 68 76 (2)開発事業地内の保護対策
開発事業地内の遺跡の保護は、1遺跡の所在・範囲・性格等を明らかにする「分布調査」の結果により、2事業者と保護策を「保存協議」し、3現状保存できない場合は、「発掘調査」により調査報告書を作成し「記録保存」することで対応している。
(ア)分布調査
開発地内の詳細な分布調査を行い、遺跡の保存対策の資料とするもので、表面調査と試掘調査が行われる。表面調査は隈戸川農業水利事業内22遺跡、あぶくま南道路路線内15遺跡、会津喜多方中核工業団地内1遺跡、こまちダム内15遺跡、原町火力発電所石炭灰埋立場地内6遺跡、試掘調査は常磐道路線内6遺跡、福島空港公園内4遺跡、隈戸川農業水利事業内2遺跡、未来博道路内1遺跡、一般国道6号相馬バイパス内6遺跡、こまちダム内7遺跡、あぶくま南道路路線内13遺跡について実施した。
(イ)保存協議
前年度からの継続協議を含め、次の事業について関係