平成12年度教育年報 -212/272page
及び郷土出身作家・画家の作品を中心に収集した。
研究資料については、児童図書研究のための参考図書、児童文学や絵本についての作家論・作品論を中心に収集した。また、子供向けの新聞や雑誌、研究用の雑誌も昨年に引き続き収集した。
(5)逐次刊行物の収集と整備利用者の多様な要望に対応すべく、各分野の定評ある雑誌を収集し、資料の充実を図った。
新聞については、新たに日本農業新聞等を増やし地元紙、中央紙の収集保存に努めた。特に今年度は、福島新聞の大正時代と地元紙のマイクロフィルム化により、汚・破損防止に努めると共に、郷土関係記事のクリッピング等によって利用者の利便を図った。
[表1] 平成12年度逐次刊行物受入整理状況 (単位:種) 区分 購入 寄贈 計 新聞 27 64 91 雑誌 211 883 1,094 官報等 3 0 3 計 241 947 1,188
[表2] 平成12年度資料の受入状況(単位:冊) 区 分 購 入 寄贈・他 計 一 般 資 料 6,708 3,198 9,906 郷土・行政資料 932 4,130 5,062 児 童 図 書 1,486 732 2,218 児童図書研究室資料 653 87 740 館 外用 図 書 3,927 2,218 6,145 計 13,706 10,365 24,071 第3節 館 内 奉 仕
直接来館あるいは電話や文書による県民の資料・情報要求が多く寄せられている。
内容的にも、ここ数年来の多様化、専門化の傾向はますます顕著になっているので、資料の充実とともに利用環境の整備にも努力した。
1 調 査 相 談本年度も資料・情報や情報源の調査相談・依頼が多く寄せられた。これらの要求に可能な限り応えるために、参考資料の整備はもとより各専門機閑との連携、レファレンスツールの充実、担当職貝の資料運用力の向上などサービス体制の強化に努めた。
その結果は総件数17,335件であった。
2 館 内 奉 仕
[表3]記録された参考質問の分析(単位:件) 区 分 口頭 電話 文書 FAX Eメール(含掲示板) 小計 一般 人 文 2,520 1,088 42 2,556 20 6,226 社 会 2,786 737 9 311 0 3,843 自 然 1,061 221 5 183 0 1,470 小 計 6,367 2,046 56 3,050 20 11,539 郷 土 1,248 1,119 103 149 25 2,644 逐次刊行物 1,158 567 24 63 11 1,823 小 計 8,773 3,732 183 3,262 56 16,006 児 童 1,201 95 1 27 5 1,329 合 計 9,974 3,827 184 3,289 61 17,335 コンピュータ化により約10万5千冊の開架図書をはじめ全蔵書が容易に検索でき、そして自由で快適な環境のもとに閲覧できるよう、案内・表示の工夫や的確な利用者対応に留意した。
また、利用者の図書館要求を把握し、できるだけそれらを運営に反映させるため努力した。
3 館外個人貸出一度の来館につき、1人5冊以内で15日間の館外貸出を行い、非所蔵資料は「予約制度」により提供し、遠隔地の利用者には地元の図書館に返却可能な制度があり、いつでも、どこでも、誰にでも、求める資料が確実に入手でき、しかも利用しやすい条件づくりに努めた。
館外貸出利用者数は、54,793人であった。
[表4]館外個人貸出利用冊数 分 類 冊数 構成比(%) 分 類 冊数 構成比(%) 総 記 3,519 2.3 語 学 1,575 1.0 哲学宗教 4,482 3.0 文 学 19,654 13.0 歴史地理 8,579 5.7 郷土資料 5,585 3.7 社会科学 15,282 10.1 雑 誌 5,471 3.6 自然科学 9,154 6.1 小 計 96,755 64.1 工学工業 9,595 6.4 児 童 54,234 35.9 産 業 5,072 3.4 合 計 150,989 100.0 芸 術 8,787 5.8
[表5]入館者数・登録者数 開館日数 入館者数 1日 平均 登録者数 276 244,800 887 8,470