平成12年度教育年報 -267/272page

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第20章 福島県文化センター

 第1節 概   要

 福島県文化センターは,県民の文化の振興を図るために設置されたもので,福島県文化会館及び福島県歴史資料館の二つの施設をもって構成されている。

 このセンターの管理運営は,設置当初から県が財団法人福島県文化センターに委託し,同法人はこの施設の設置目的に沿って一般県民の文化活動の場としてその利用に供し,利用者の便宜を図るとともに,各種の文化事業を展開し,あるいは歴史,文化関係資料の収集,整理,保管,調査研究を行うほか,埋蔵文化財の発掘調査事業を実施している。
 

 1 業 務 内 容

 福島県文化センターを構成する施設の業務内容は,概ね次のとおりである。

(1) 文化会館
  文学,音楽,演劇,舞踊等の芸術の振興に関すること。
  社会科学,自然科学等の学術の振興に関すること。
  文化会館の施設及びその付属設備の利用に関すること。

(2) 歴史資料館
  県に関する文書資料,考古資料,民俗資料,その他の歴史資料に関する調査研究及びその利用に関すること。
  歴史資料に関する講演会,講習会,映写会,研究会等の主催及びその開催の援助に関すること。
 

 2 役員及び職員組織

(1) 理 事・監 事
役 職     氏  名
理事長   佐 藤 栄佐久
副理事長   川 手    晃
副理事長   杉 原 陸 夫
常務理事   遠 藤    剛
理 事   斎 藤 栄 吉
理 事   吉 田 修 一
理 事   金 賀 英 彦
理 事   樽 川    満
理 事   高 城 俊 春
理 事   久 保 勝 男
理 事   加賀美   孝
理 事   井 上    浩
監 事   小 山    昭
監 事   岡 田 茂 夫

(2) 職 員 組 織
総 務 部   総 務 課   施 設 課
事業第一部   企 画 課   普 及 課
事業第二部   歴史資料課   遺跡調査課

(3) 専門委員会
   文化センターの事業運営に関し,館長の諮問機関として設置されている。委員は13名で,事業の企画,実施について館長の諮問に応じ協議している。
 

 第2節 施 設 の 概 要

所在地   福島市春日町5-54
敷地面積  20,654m 2
建築面積  4,950m 2
建築延面積 12,408m 2
構 造   鉄骨,鉄筋コンクリート造り地下1階,地上3階,塔屋1階
竣 工   昭和45年7月31日
 

(1) 文 化 会 館
   地 階 中央監視室,空調,電気機械室,奈落
   1 階 大ホール(1,943席),小ホール(444席)リハーサル室(107m 2 ),和室(20畳2室),楽屋(4室),浴室(2室),視聴覚室(108席),会議室(49m 2 ),事務室,収蔵庫など
   2 階 会議室兼展示室(466m 2 ),収納室,図書室など
   3 階 展示室(505m 2 ×2室),ギャラリー(366m 2 ),事務室,倉庫など

(2) 歴史資料館
   1 階 展示室(180m 2 ),事務室
   2 階 事務室,研究室,閲覧室,マイクロフィルム室,文書庫(252m 2 )など
   3 階 文化財収蔵庫(455m 2 ),書庫(252m 2
 

 第3節 事業の実施状況

 平成12年度中に財団法人福島県文化センターが実施した事業の概要は,次のとおりである。

 1 開館30周年記念事業


事業名 期日及び
開催場所
事 業 内 容 入場者


記念式典 10月19日(木)
県文化センター
小ホール
昭和45年9月の開館から
30周年を迎えた福島県文
化センターの記念式典を
実施した。
1,034名





古典劇場・
文楽公演
9月30日(木)
1日2回公演
県文化センター
大ホール
伝統芸能の中で,最も人
気のある歌舞伎の絢爛豪
華な舞台の醍醐味を鑑賞
してもらうため,第15代目
片岡仁左衛門襲名披露
による松竹大歌舞伎公演
を実施した。
2,233名

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