レッドデータブックふくしまT 植物・昆虫類・鳥類 -320/451page

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未評価 カヤツリグサ科

ヒメカンガレイ Scirpus mucronatus L.

【選定根拠】確認されず現状不明である。
【形態】抽水〜湿地性の植物。草高40〜70p、茎は鋭い三稜形。小穂は卵形、長さ7〜10o。カンガレイに似ているが、全体カンガレイより小形で、果実の刺針状花被片が果体より短く、葯がより小さい点で異なる。多年草。
【分布】本州(中部以南)、四国、九州、朝鮮、中国、中央アジア、ヨーロッパに分布する。
【県内の分布、生育状況】福島県植物誌(1987)に金山町の記録があるが、標本の所在、具体的場所が不明。その後確認されず現状不明である。
【主要文献】
福島県植物誌編さん委員会.1987.福島県植物誌.481pp.福島県植物誌編さん委員会.いわき.
 

 

未評価 ラン科

ヒメミズトンボ(オゼノサワトンボ)  Habenaria linearifolia Maxim.var.brachycentra H.Hara
全国カテゴリー;絶滅危惧TA類

【選定根拠】確認されず現状不明である。
【形態】日当たりの良い湿地に生える多年草、茎は楕円形で高さ30〜40p、8月に白色の花を5〜7個総状につける。側がく片は5oで湾曲した斜卵形、唇弁は10o、距の長さ15o。側裂片はわずかに下向く、先は次第に太くなる。側花弁は半切三角形で側がく片より少し短い。唇弁は淡緑色で3裂して十字形をなし、裂片は線形、中裂片は全縁である。
【分布】北海道、本州、四国、九州、国外では朝鮮、中国、東シベリアに分布する。
【県内の分布、生育状況】尾瀬に記録があるが、その後確認されず現状不明である。
【主要文献】
埼玉県環境生活部自然保護課.1998.さいたまレッドデータブック(植物編).埼玉県.


未評価 ラン科

ムカゴソウ Herminium lanceum (Thunb.) Vuijk ver.longicrure (Wright) H.Hara 

【選定根拠】確認されず現状不明である。
【形態】湿った草地に生育する地性ラン。根は楕円形。茎は細く高さ20〜45p.茎中部に広線形の葉を3〜5枚互生する。葉長さ8〜20p。鋭頭、全縁、基部は茎を抱く。花期は6〜8月。茎上部に淡緑色の小花を多数総状につける。がく片は2〜2.5p、長楕円形。側弁は線形、がく片は側弁より少し長い。
【分布】北海道から沖縄まで分布。国外では中国、台湾、朝鮮に分布する.
【県内の分布、生育状況】相馬市磯部、いわき市長浜に記録があるが、その後確認されず現状不明である。
【主要文献】
福島県植物誌編さん委員会.1987.福島県植物誌.481pp.福島県植物誌編さん委員会.いわき.

 

未評価 ラン科

ヒメノヤガラ Hetaeria sikokiana (Makino et F.Maek.) Tuyama

【選定根拠】確認されず現状不明である。
【形態】林床に生育する腐生植物。葉緑体を持たず腐物から栄養をとる。根茎太く横にはう。茎の高さは10〜20p、やや肉質無毛で、4〜10oの鱗片葉を互生する。花期は7〜8月。茎上部に5〜10個の黄褐色の花を総状につける。がく片は2.5〜4.5o、側弁は狭長楕円形。唇弁は6o、下部は膨れる。
【分布】本州(岩手県以南)から九州。
【県内の分布、生育状況】いわき市遠野町に記録があるが、その後確認されず現状不明である。
【主要文献】
福島県植物誌編さん委員会.1987.福島県植物誌.481pp.福島県植物誌編さん委員会.いわき.


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福島県生活環境部環境政策室自然保護グループの許諾を受けて福島県教育委員会が加工・掲載しています。