レッドデータブックふくしまT 植物・昆虫類・鳥類 -319/451page

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未評価 イネ科

ヒメカミザサ Sasa stenophylla Koidz.subsp.tobagenzoana (Koidz.) Sad. Suzuki

【選定根拠】確認されず現状不明である。
【形態】枝は1節から常に1本。肩毛は全面粗渋。稈鞘の葉片は次第にとがり、稈鞘は枝が出るとき稈の節間より離れて枝の基部を固く巻く。節は隆起し、葉は稈や枝の先に5〜9枚つく。稈の高さは1〜2m。稈鞘・葉の下面・葉鞘は無毛。
【分布】本州北部から西南部の太平洋側及び四国。
【県内の分布、生育状況】福島県植物誌(1987)に福島市土湯が記載されているが現状不明。
 

 

未評価 イネ科

タキザワザサ Sasa takizawana Makino et Uchida

【選定根拠】確認されず現状不明である。
【形態】枝は1節から常に1本。肩毛は全面粗渋。稈鞘の葉片は次第にとがり、稈鞘は枝が出るとき稈の節間より離れて枝の基部を固く巻く。節は隆起し、葉は稈や枝の先に5〜9枚つく。稈の高さ1〜2m。稈鞘に開出長毛と逆細毛が混生し、葉の下面に軟毛がある。
【分布】北海道南部と本州の太平洋側及び四国。
【県内の分布、生育状況】福島県植物誌(1987)に郡山市額取山の記載があるが、その後確認されず現状不明である。


未評価 カヤツリグサ科

イトテンツキ Bulbostylis densa (Wall.) Hand.-Mazz.var.capitata (Miq.) Ohwi
全国カテゴリー;絶滅危惧U類

【選定根拠】確認されず現状不明である。
【形態】草高5〜15p、茎は糸状。葉も糸状、茎より短い。8〜10月、茎頂に頭状に小穂をつける。小穂は長さ3〜4o。イトハナビテンツキに似るが、花序に散柄がない点で異なる。一年草。
【分布】本州(中部以南)、四国、九州、琉球に分布する。
【県内の分布、生育状況】福島県植物誌(1987)に郡山市水門町が記載されているが、その後確認されず現状不明である。
【主要文献】
福島県植物誌編さん委員会.1987.福島県植物誌.481pp.福島県植物誌編さん委員会.いわき.

 

未評価 カヤツリグサ科

ヒロハノオオタマツリスゲ Carex filipes Franch.et Sav.var.arakiana Ohwi

【選定根拠】確認されず現状不明である。
【形態】山地の林床に生える多年草で、根茎は叢生する。基部は褐色か紫褐色で細裂する。全株壮大で高さ30〜50p、葉は幅8〜12o、小穂は3〜4個、頂小穂は雄性で、柱状線形。側小穂は雌性で線形、長さ1〜2.5p、普通4〜6花をつける。果胞は紡錘状卵形、長さ5〜7o、多数の脈があり、上部は収縮し細柱状の長嘴になる。口辺は2裂、柱頭は3個、5〜6月に熟す。
【分布】長野、京都、広島で知られている。日本特産。
【県内の分布、生育状況】檜枝岐村の実川の中流域で採取されたが、その後確認されず現状不明である。
【主要文献】
秋山茂雄.1955.極東亜産スゲ属植物.北海道大学.


未評価 カヤツリグサ科

ヒエスゲ Carex longerostrata C.A.Mey.var.longerostrata

【選定根拠】確認されず現状不明である。
【形態】山地の林床、草原、湿地の縁などに生える多年草。根茎は叢生、高さ20〜40p、基部は繊維状に細裂する。葉は幅2〜3o、小穂は2個つき、頂小穂は雄性で1p、下方に雌小穂が離れてつき短い柄がある。果胞は鱗片より超出し、斜に開出する。黄緑色で短小毛を疎につけ卵円形で長さ7〜8o、上部は急に狭まり長嘴になる。口部は深く2裂する。柱頭3個、5〜6月に熟す。
【分布】神奈川、愛知、岡山、福岡、佐賀、熊本、大分、宮崎で生育、埼玉、静岡、山梨、鹿児島。沖縄では現状不明。
【県内の分布、生育状況】一年草で郡山市の生息は不明である。調査期間中には確認されず現状不明である。



未評価 カヤツリグサ科

ヤラメスゲ Carex lyngbyei Hornem.

【選定根拠】確認されず現状不明である。
【形態】海岸の湿地、河川の水辺に群生する。根茎に太い匐枝を生ずる。基部の鞘は赤色から赤紫色、系網に分裂する。高さ30〜100p。小穂は上方1〜3個は雄性、下方の2〜3個は雌性でときに頂上部は雄花がつき、長柄があって下垂し円柱状で長さ2〜6p、褐色を帯びた鱗片がある。果胞は楕円形、長さ3〜3.5oで灰色。光沢なく短い嘴になる。脈ははっきりしない。柱頭2個、7〜8月に熟す。
【分布】北海道、本州北中部、国外では朝鮮、中国、樺太、千島、ロシア北東部に分布する。
【県内の分布、生育状況】三春町の草原で自生をみているが、最近は確認されず現状不明である。


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福島県生活環境部環境政策室自然保護グループの許諾を受けて福島県教育委員会が加工・掲載しています。