理科野外観察の手引びき(小・中学校編)-021/82page
クサが続いています。
5月・7月の2回とも,ヨモギとシロツメクサは,
被度と頻度とも高率を示しているのでこの群落をヨモギーシロツメクサ型とします。
5月には2餅重みられたのが,7月には19種に減り,ミミナグサ,ハルジオン,ヤハズエンドウ,オオイヌノフグリ,スズメノテッポウなどが見られ左くなっています。
この2ヵ月間に植物がかなり消失し,雑草群落の季節変化を確かめることができます。
図-24は,教育センター内の敷地の雑草群落に,方形わくを固定して,1975年の4月から1週間ごとに.植物のようすを写真に撮影したものです。
この方法によっ,て,植物群落の季節的変化をつかむことができます。このように,同一地点で連続写真を撮影すると,植物群落の季節的な移り変わりを知ることができます。この場合,撮影位置をきちんときめて,同一焦点距離のレンズで撮影すると,かなり細かい群落の移り変わりや草丈の変化をとらえることができ