中学校技術・家庭科学習指導資料-034/50page
2)中の場合(1本のみ)
図−4
中の場合は,図−4のように,電球1箇のみの回路になる。つまり,2箇の電球のうち,片方の電球だけが,点燈することになる。このことを抵抗値からみるならば,100Ωとなり,前者の1)に比べると抵抗は半分になる。
3)強の場合(並列接続)
図−5
強の場合は,図−5のように,電球2箇を並列に接続したことになる。このことは,抵抗を並列に接続したことと同じなので,電気を通す導体が太くなったわけで,「抵抗は,導体の太きに反比例する。」ことから,抵抗値は減ることになる。
抵抗を並列につないだときの合成抵抗は,次のように計算することができる。
並列の合成抵抗=1/1/R1+1/R2+1/R3+…=R(Ω)
この式から,100W電球2箇の合成抵抗Rは,
R=1/1/100+1/100=1/2/100=50Ωとなり,電球1箇の場合と比べ,さらに半分になる。
以上の弱,中,強を表にまとめると,次のようになる。