小学校福島県診断標準学力検査問題分析結果報告1977-000-01/42page

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はじめに

 福島県教育センターでは,従来から,診断的標準学力検査問題を作成し,自主的に自校の児童・生徒の学力を診断しようとする学校に活用いただいてきた。昨年度は,中学校の各学年にわたり5教科(国語科・社会科・数学科・理科・外国語科)の学力検査を実施し,その結果を報告書にまとめて配布し既に活用ねがっているところである。
 本年度は,小学校第6学年の課程終了時における学習の習得状況をは握するために,中学校第1学年の生徒2,000名を抽出して,4教科(国語科・社会科・算数科・理科)を実締した。各教育事務所や,市町付教育委員会のご配慮と,関係学校当局の特段のご協力をいただいたことを厚くお礼を申し上げたい。
 当教育センターでは,毎年,問題を改訂しつつあるが,同一学習指導要領による問題であり,基本的には,同じ問題で学習状況を診断してきている。今回は,昭和46年度の実態と比較しながら分析を試みたか,これは,新しい学習指導要領の作成が進められつつある時期だけに,意義のあることと思われる。各教科にわたっての領域と,各領域ごとの小問について,その結果をありのままに提出し,前回と比較して,理解されている事項や,劣ると唐われる事項を問題例により示したつもりである。そして,最後に,学力の定着化をはかるための参考として,指導上の留意事項を記した。もちろん,これは,当教育センターの問題を用いた結果を分析したものであり,学習指導にいく分でも役立つのであれば望外の幸せと思うのである。何とぞ,各位のご指導と,ご批判を切にお願いしたい。

昭和52年1月

福島県教育センター所長 山内正彌


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