小学校福島県診断標準学力検査問題分析結果報告1977-002/42page
1.調査の概要1 調査越旨
(1)昭和46年度に作成した福島県診断標準学力検査問題は,教材の精選,重点化に呼応して改善を望まれてきている。
(2)本県児童の現有学力をは握し適切な教育課程を編成し,学習指導法を改善していくための基礎資料が要求されている。
以上の二つの観点から,昭和46年度の調査につづく第2次調査として本調査を計画実施した。
2 調査内容
小学校第6学年 国語,社会,算数,理科
3 調査対象
小学校第6学年の課穫終了時における学力をは握するため,別表1を対象とした。
4 調査方法
(1)標本抽出
教育事務所単位に,地域区分A,B,Cの層別比例抽出により,4教科2,000の標本を抽出し,信頼度95%,絶対的精度0.2と想定した。
(2)調査時期
5 分析方法
(1)コンピューターを使用し,データー処理を行なった。
(2)各教科,各領域,小問について,平均正答率,分散分析,比率の差の検定を行なった。
(3)変異係数により教科間の分散を比較した。
(4)地域区分A.B.Cの学力の実態比較は,非還元抽出のためおおよその傾向をは握することにとどめた。
(5)小問の信頼度を検定するため,弁別指数φを求めた。
(6)46年度と51年度の誤答傾向から指導法改善の方途をさぐった。
別表1
昭和46年度
学校地域区分 抽出数 1教科 県北 B 108 27 B 196 49 A 452 113 県中 B 136 34 A 704 176 B 124 31 B 128 32 C 76 19 県南 B 140 35 B 344 86 会津 A 408 102 B 144 36 C 136 34 南会 C 208 52 相双 B 560 140 B 240 60 B 196 49 県北 A 140 35 計 4,440 1,110 昭和51年
学校地域区分 抽出数 1教科 県北 A 216 54 B 212 53 C 20 5 県中 A 236 59 B 236 59 15 B 44 C 56 14 県南 A 48 12 B 92 23 C 12 3 会津 A 148 37 B 116 29 C 32 8 南会津 A 12 3 B 16 4 C 24 6 相双 A 52 13 B 120 30 C 24 6 いわき A 168 42 B 134 34 C 24 6 計 2,000 500