地球と宇宙 |
(知識・理解) |
1.この領域については,全般を通じて,知識の定着の度合いが低いようである。
しかし,月の形の理解と太陽・地球月の位置関係については,一応の理解がなされる。すなわち知識としてのみ持つだけで,関連的に理解するに至っていない。
46年度の調査から見るとわずかながら向上してきているようである。
(正答率全般40.9→44.8)。
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1.月・太陽・地球についての空間概念の把握については,かなりの問題点があると思われる。
全般を通じ,46年度の結果に対して殆んど伸びている分野は少なく,むしろ横ばいの状態で,指導に十分配慮が望まれる。
この傾向は,問題を分析してみると総じて,子供たちが各天体を,断片的にのみ理解し,関連的に理解していないことがうかがわれる。
月・太陽・地球のそれぞれを指導する場合には,まったく別々に指導するのではなく,「月と太陽」あるいは,「地球と太陽」というふうに,関連をもたせながら指導すべきであろうと思われる。
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(科学的能力) |
1.火山の活動や,その岩石などを分析的に見ていくための手法およびその考え方は,ややよいように思う。
しかしながら他のA.B領域ほどの正答率が得られない。
2.全般的にC領域は,天体的内容および,岩石気象ともに一層の指導徹底が望まれる。 |
1.C領域は,全般的に低調であるが,中でも,科学的に思考する能力に欠ける。
昭和46年が全正答率43.0%に対して51年は39.5%に低下している。
2.特に天体C領域については問題点が多い。知識・理解の面でも,やや劣るが.科学的に処理する能力が極めて劣る。 |