小学校福島県診断標準学力検査問題分析結果報告-029/63page
領域 問題 番号 出題のねらい 内容 46年度 正答率 52年度 正答率 [4] 7(2) 円柱の表面積 右の図はある立体の展開図である。
(2) イ ニの長さはいくらか。
※(3) この立体の表面積はいくらか。
48.2 / (3) 24.8 26.5 [5] 1(2) 比の意味 つぎの比をかんたんにしなさい。 1/2:5/6 → 3:5 37.4 / 6(1) 式,グラフの 特徴 ※ 1m 20円の布があります。この布の長さを a m,そ の代金を b円 として, aとb の関係を表す式を求めな さい。 18.9 47.6 7(2) 比例,反比例の 理解 つぎの2つの量の関係(あ)〜(か)において,比例するもの, 反比例するもの,比例も反比例もしないものにわけ,記 号で答えよ。
※ (2)反比例するもの (3)比例も反比例もしないもの33.1 36.9 (3) 36.3 / 9 百分率を求める ※ みつおさんは,貯金の 20% にあたる 480円 をおろし ました。おろすまえの貯金高を x円 として式をたてよ。 (式だけでよい) 14.2 20.3 11 確からしさ比べ ※ さいころを投げて,出る目の数が偶数と奇数の割合 を調べた。左の表は偶数の目が出た割合をまとめたも のである。さいころを投げる回数を多くすると,偶数 の目が出る割合は,どんな数に近づくか。 15.1 34.8 計 / / / 22問
(27.5%)10問
(12.5%)
46年度の調査では,50%の正答率を割っていた小問数が22問に対して,今回の調査では10問に少なくなっていることからしても,算数科の力は着実に向上していることを知ることができる。
ただ,この10問のうち8問までが[4]と[5]の領域に集中していることからして,すでに述べてあるように,この2領域における指導の改善が強く望まれるところである。
46年度の調査で最も低い正答率を示した[5]の9(14.2%)は,今回の調査でも最も低い正答率(20.3%)を示しているように,前回の正答率が40%を割っていた問題で,今回50%をこしたのは12問中ただ1つだけである。ただ,前回20%を割っていた問題が5問あったが,今回はなくなっている。この5問のうち,[5]の6(1)は,18.9%から47.6%と大きく伸びてきている。
前項に示してあるように,今回の調査で50%の正答率を割っている問題は,どれもが,児童にとっては抵抗のあるものである。それぞれの小問についての考察は,すでに述べてあるものをのぞいて,ここでは,[1]の1,[5]の6(1)について考察してみる。
[1]の1
分数の乗法の意味を,面積図を用いて表すことができるかどうかをみる問題であるが,今回の正答率が39.2%と低い。前回の調査が19.4%であることからみると,指導の成果は大きく伸びてきているが,与えられた面積を1a,つまり全体を1とみることに対する抵抗が大きい。また,たて軸と横軸の意味の理解,面積と分数概念の結びつきの理解,など不十分なところが原因と考えられる。
1時間に 4/5a たがやすとき, 3/4 時間では 何a になるかを計算 4/5×3/4=3/5 によって求