小学校理科教材指導のてびき-002/80page
なお,表の中で計器の許容誤差は,最大目盛に対しての値です。
理振法での階級は2.5級と指定しています。
2 使い方
(1)電流を測る場合
電流を測定するには,電流計を負荷と直列につなぎます。(図-1)
この場合,電流計の+端子は電池の+側に,反対側の端子は電池の−側につなぎます。(交流用の計器では,この+−は関係ありません。)
ところで,理振法適合の電流計には,+端子のほかに5A,500mA,50mAの3つの端子がついています。使用の際は,まず大きい数値5Aの端子に入れてみて,およその電流を読み取り,たとえば0.5A弱つまり500mA弱程度であれば,500mAの端子につなぎかえるようにします。こうすることによって,より精度の高い読み取りができるわけです。
また,目盛は多重になってあるので(電圧計も同様)読み取りには,注意を要します。
例えば,500mAの端子を用いた場合,図-2のように指示したとすれば,上側の目盛から360mAと読み取ります。
(2)電圧を測る場合
ある負荷の両端に加わっている電圧を測定するには,図-3に示すよ
図-1 ランプに流れる電流を測る
写真-2 ランプに流れる電流を測る
図-2 500mA端子を用いているから,読み取りは360mAとなる