小学校理科教材指導のてびき-006/80page
(参考)電気実験の基本量とその関係について
基本量としてはまず,電流・電圧,抵抗そして電力をあげることができます。
〔電流の単位としては〕 1A(アンペア)が用いられます。このほか,よく使われる単位としては 1mA(ミリアンペア) (=0.001A) 1μA(マイクロアンペア) (=0.001mA) 〔電圧の単位としては〕 1V(ボルト)が用いられます。このほか 1mV (=0.001V) 1kV (=1.000V) 〔抵抗の単位としては〕 1Ω(オーム)が用いられます。このほか 1kΩ (=1000Ω) 1MΩ(メガオーム) (=1000kΩ) また,この3つの量の関係は
V=IR
が成りたっています。この関係は
V/I・Rで覚えると便利です。
欲しいものを指でかくして下さい。
そうすると残りのものが,欲しいものを計算する式になります。たとえば,電流を求めたいときは,電流Iを指でかくして下さい。残りはV/Rですね。これが電流を求める式になるわけです。
例えば,R=50オームの抵抗に,V=10ボルトの電圧を加えたときに流れる電流Iは
I=V/Rから
I=10/50=0.2
従って0・2アンペアと求まります。