小学校理科教材指導のてびき-012/80page

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3 電源装置とその具体的使用例

1 機能と操作法

 理振法の規格に適合している電源装置ならば,どの市販品でも計器,電流調整用のツマミ,そして出力端子がついています。先ず,これらについて説明しておきます。

(1)計器

 計器は2つついているものと,1つしかついていないものがあります。

 2つついている場台は,それは電流計と電圧計です。

 1つしかついていない場合は,電流計,電圧計が共用の型になっていて切換スイッチで電流計として使ったり,電圧計として使ったりすることができます。

(2)電流調整用ツマミ

 電流の強さを加減するときに使いますが,スライド方式のものとノッチ切換方式のものがあります。(スライド方式の方が,使ってみて便利です。)

(3)出力端子AC

 この端子からは交流(ALTERNATE CURRENT)を取り出すことができます。

 交流は,写真-7のように向きも強さも変わる電流です。

(4)出力端子DC

 この端子からは,直流(DIRECT CURRENT)が得られます。普通の電源装置で得られる直流DCは,交流を単に整流しただけのもので,写真-8のような形をしています。写真-9は電池から流れる電流を示していますが,これと比較すると大変でこぼこしていますが,電流の向きはいつも変わりませんから,これも直流として扱ってよいのです。

 なお,電源装置によっては,出力端子はAC,DC共用の方式をとっているも

写真-6
写真-6


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