小学校理科教材指導のてびき-013/80page

[検索] [目次] [PDF] [前][次]


のもあります。

 この場合は,切り換えスイッチで,AC,DCを選択できるようになっています。

(5)安全電流

 装置には必ず安全電流つまり使用する電流の限度が示されています。電圧についても同様です。

 たとえば,DC12V,5Aとなっていれば,直流は電圧が12V,電流は5Aの範囲で使って下さいという意味です。

写真-7
写真-7

写真-8
写真-8

写真-9
写真-9

2 操作上の注意

(1)ACとDCの使い分けに注意。理科実験の中で,DCを必要とするのは6年の「電磁石」の実験の場合です。ACでは電磁石はできません。また,これは教材とは直接に関係ありませんが,弱くなった磁石を付磁する場合もDCを使います。

(2)電源スイッチを入れる前に,回路の点検をします。また,はじめは電流調整用のつまみを0にしておきます。スイッチを入れてから,ゆっくりと回していきます。

(3)もし,ヒューズが切れることがあれば,まず回路に原因があると考えて,回路の再点検をします。

 それでも切れるようでしたら,電源装置内部の故障と考えてよいわけです。

3 使用教材

(1)6年 電流と磁力

 「電磁石の磁力は電流の強さでどうちがうだろうか。」

 この実験は電池を使ってもできますが,電源装置を用いて行う実験例を紹介し


[検索] [目次] [PDF] [前][次]

掲載情報の著作権は福島県教育センターに帰属します。