小学校理科教材指導のてびき-078/80page
イ 対象の天体をとらえる。
ウ ピントを合わせる。
エ 対象の天体をとらえたら,赤経微動ハンドルで追跡する。
◎倍率
倍率は対物レンズの焦点距離を接眼レンズの焦点距離で割ったもので,接眼レンズの焦点距離を小さくすれば,原理的には,いくらでも倍率を大きくすることができます。しかし,倍率を大きくするほどよく見えるわけではなく,対物レンズの口径によって適した倍率が決まっています。対物レンズの口径をmmで表わした数値が最も適当で,例えば,口径10cmの望遠鏡では,100倍が最適ということになります。
(5)望遠鏡の口径でどのぐらい見えるか。
口径cm 最小倍率 最大倍率 太陽 月 金星 火星 木星 土星 3 4 50 黒点
周辺減光海,山脈,
大きな凹孔近づいたとき
三日月形近づいたとき
円盤状太い縞
4大衛星環が辛うじて見える 5 7 75 黒点の細部,
白斑大きな凹部の内部 半円以上に
ふくらんだ形極冠
太い縞模様同上 環
衛星
チタン7 10 100 米粒
組織海の起伏状態 金星の満欠 大ざっぱな縞 大赤点 同上 10 14 150 同上 細部がいちおう 同上 同上 同上 カッシニ
空隙15 20 200 いろいろなもの 細部まではっきり 表面の
うすい模様かなり
細かい模様こまかい模様 カッシニ
空隙がはっきり