OHPの活用とTP制作の手びき-105/152page
図2は実験結果である。投影の際,シリンダーのレンズ効果を除くため,ビーカーに水を入れその中に立てるとよい。
〔観察〕 ア) 洗ざい水溶液と水にそれぞれ油を入れた時の状態 イ) 5分振とう直後の油の動きの比較 ウ) 乳化の安定性の比較 ・水と油の分離の状態 ・脂肪球の大きさ ・油の色 エ) 洗たくの場合に乳化作用が低かったらどうなるだろうか。 図2 乳化作用
(ウ)分散作用
〔材料〕 綿ブロード,カーボンブラック,洗ざい水溶液(ア)に同じ200cc,水 〔用具〕 マグミックス・スターラー,スターラーピース(ガラス棒でかくはんしても結構です。)ビーカー300cc 2ケ 〔方法〕 ア) 洗ざい水溶液および水を200ccずつビーカーに入れる。 イ) カーボンブラックを液の0.1%添加し,スターラーで1分かくはんする。OHP実験投影装置図1の2)試料台の上にカーボンブラックを入れかくはんしたビーカーをのせる。投影の際,ビーカーのレンズ効果を除くため,これより大きいビーカーに水を入れ,その中に立てる。 〔観察〕 ア) カーボンブラックの分散状態を観察する。 イ) これに綿布を浸漬してカーボンブラックの布への付着のされ易さをしらべてみましょう。これは投影によらず示範した結果を直接見せる。
図3 分散作用 3)洗たくにより繊維から汚れが落ちる過程をTP2で観察する。