-野外観察の手びき-浜通りの地層と川原-030/170page

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 1) 土手の上から水の流れや,川原の位置,広さ,川巾などを目測してスケッチの中に入える。
 2) 水の流れが曲がっている(B)付近を調べる。川原は流れの内側にできているか,外側にできているか。川原につもっている砂やレキがけずられているのは流れの内側か外側か調べる。
(3) 川原におりて川の流れを調べる。
 1) (A)付近に20mの距離をはかり,うきを流して流速を調べる。
 2) (B)付近で同じようにして内側と外側での流速を調べる。
 3) (B)付近で川原から向い岸に進むにつれ,深さはどう変わっているか。
 4) また,川底につもっている砂,レキはどのように変わるか。水中のぞき箱で確かめる。
(4) 川原のレキを調べる。
 川原でのレキや砂のつもり方が平均的な所を選んで1m四方の方形枠で囲う。
 1) レキの大きさで分ける。
  方形枠の中に入っている長径5cm以上のレキをすべて新聞紙の上に取り出す(表面に見えるレキのみ)。大きさによって5〜10cm,10〜15cm,15cm以上の3つに分け,その数を調べる。
 2) レキの形で分ける。
  レキの形でまるい石,ややまるい石,角ばった石の3つに分け,その数を調べる。
 3) レキの種類川原のレキは,硬砂岩,緑色片岩,花崗岩の3種類で緑色片岩や,硬砂岩は阿武隈山地の東縁部に見られる岩石です。
宇多川中流の緑色の橋近くの川原図
川原のレキ

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