-野外観察の手びき-浜通りの地層と川原-047/170page
原町第二小学校
1.地層の観察
(1) 観察する場所
野馬追城入口の崖
(2) 崖から離れて地層全体を観察する。
1) 地層の出ている崖全体をスケッチする。
2) 地層の重なり方に注意して地層を書き入れる。また地層の色,厚さなども書き入れる。
3) この高台はこれらの地層がつみ重なってできていることを理解する。
4) 道路に沿って白っぽい(D)層の地層を追いかけて,地層の広がりを理解する。(3) 地層に近づいて観察する。
(A),(C),の層は,同じ塊状の粘土層で淡灰色をしています。表面は風化するとうすくはがれる性質があります。この地層は,つもった方向は観察されませんが(B)層(D)層のような地層では,つもった方向が理解できます。
(B)(D)層は白っぽい凝灰岩(火山灰)層です。
(E)層は黄褐色をした火山灰を含む砂層です。これらの地層は新第三紀の末にあたる鮮新世の浅海性のたい積層です。