-野外観察の手びき-浜通りの地層と川原-048/170page

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高平小学校

1.地層の観察
(1) 観察する場所
 学校から500mほど北大石氏宅裏の崖
(2) 地層の全体が見通せる場所で,地層を観察する。
 1) 重なっている地層が多く観察される場所に立って,崖や地層をスケッチする。
 2) 地層の重なり方や,地層の色など目立った特徴を書き入れる。
 3) この丘は,これらの地層が重なってできていることを理解する。
学校から500mほど北大石氏宅裏の崖
学校から500mほど北大石氏宅裏の崖_地層図

(3) 地層に近づいて,地層の重なり方,厚さ,地層をつくっている岩石などを観察する。
 (A)の地層にさわってみる。ざらざらした手ざわりで,白っぽい色をした砂からできています。これをアルコーズ砂岩(花崗砂岩)といいます。
 (B)層は(A)層の砂岩より細かく,手ざわりも砂とちがっています。これは砂に火山灰が混じっているからです。
 (D)層は灰白色で(B)層よりさらに細い粘土からできている泥層です。
 最上部の(G)層は褐色をおびた砂層です。同じ砂層でも白っぽい砂層と褐色の砂層とが見られるが,それは,その地層に含まれている鉄分が空気中の酸素


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