-野外観察の手びき-浜通りの地層と川原-082/170page
る所をスケッチする。
2) 川がカーブしている所で,20mの長さを測り,内側と外側の流れの速さを測定する。
3) 川の流れがカーブする所で,川岸や川床が削られているのはどちら側か。
4) 川原には多くのレキがつもっているが,このレキは,どの様なときに運ばれてきたと考えられるか。
5) 大雨のあと,川原をもう一度観察して,流れの様子や,川原の様子を観察してみよう。2.川原のようすと流水のはたらき
(1) 調べる方法
1) 川原のレキのつもり方が平均的な場所を探す。
2) 川原に1m四方の方形枠を置く。
3) 方形枠の中に入っている,5cm以上の石を,ビニルシートにとりだし.5〜10cm,10〜15cm,15〜20cm,の3つのグループにわけて,その数を調べる。
4) 石の形で,まるい石,ややまるい石,角ばった石の3グループに分け,その数を調べる。
5) それらの石を,石の色,手ざわり,硬さによって分類する。
6) 川原の石は,上流から流されて運ばれてきたものだから,西方の阿武隈山地は,このような石からできていることが推定できる。
(2) 調べた結果を次のような表にまとめる。