-野外観察の手びき-浜通りの地層と川原-081/170page
(3) 地層に近づいて,地層の重なり方,地層の特徴を観察する。
1) 一番下の地層にさわってみよう。
粒の大きさから,この地層は砂層か,泥層か。
2) 赤褐色のうすい地層が2枚見られる。
高くて手で触れられないので,くずれて下に積もっている土砂をさがして調べてみる。
3) 赤褐色の砂層の下の部分が水で湿っているのが観察される。
地層には,水を通すものと,通さないものとがあることがわかる。
(砂岩か赤褐色になっているのは,地下水のために,砂岩に含まれていた鉄分が酸化したためである。)
4) 地層の重なり方は平行で,海岸に向って,やや傾いていることが観察される。
(4) 地層の広がりの観察
観察した地点から,海岸に向って地層がでているので,観察した地層の重なり関係をもとにして地層の広がりを調べ,山が地層の重なりによって,できあがっていることを理解する。2.川原のようすと流水のはたらき
(1) 調べる場所
木戸川の川口から400m手前
(2) 川の蛇行と川原のレキ
1) 見通しのきく土手の上から,川のようす,川岸のようすレキがつもっている川原,水の流れてい