-野外観察の手びき-浜通りの地層と川原-088/170page
広野小学校
1.地層の観察
(1) 観察する場所
広野幼稚園広場
(2) 地層からはなれて,全体が見通せる場所で地層を観察する。
1) 地層の重なり方,地層の厚さ,色など,気のついたことをスケッチする。
2) ここでの地層は,いくつ重なっているか。
(3) 地層に近づいて観察する。
1) 地層にさわってみて,その手ざわりから,地層は砂ですか粘土ですか。
2) 白っぽい,うすい地層の手ざわりはどうか。下の泥層と区別できますか。
3) 1番上に,茶褐色地層がのっていますが,この地層は,下の地層と交わっているように見えます。
上に登って土を調べてみよう。この土は,やわらかく,下の泥眉が長い年月の間に,雨や太陽の熱などで土に変った表土です。このような作用を風化作用と呼んでいます。
4) 下の泥層を注意してみると,北斜面に,二枚貝のハマグリのような形をした化石が見つかります。
(4) 地層の広がりの観察
西斜面と北斜面の両面が見られる場所に立って,地層を観察する。
地層を二面から見ると,地層の空間的な広がりが理解しやすい。