-野外観察の手びき-浜通りの地層と川原-100/170page
を追いかけて,地層の広がりを理解する。
(3) 地層に近づいて観察する。
(A)は,やや粒の粗い,火山灰を含む頁岩層です。
(B)は1mの厚さの茶褐色の頁岩層です。
(C)は,50cmの厚さで,小さな円レキを含む砂岩層です。
(D)は青黄色の火山灰を含む砂岩層です。また,この露頭には大きな地面の割れ目がみられます。この割れ目を断層と呼んでいます。断層の所では地層がずれるので注意して地層を追いかけてみよう。2.川原のようすと流水のはたらき
(1) 調べる場所
つるがい橋付近
(2) 土手の上から,川原のようすや水の流れを観察する。
1) 川原や州に注意しながら川の全景をスケッチする。
2) 川が大きく曲がっている付近で川原は内側にできているか,外側にできているか話し合う。
(3) 川原におりて,流水のはたらきを調べる。
1) 川原から向う岸に進むにつれて,深さはどう変わるか。
2) (イ)の付近で20mの長さをとり流れの速さを測る。