-野外観察の手びき-浜通りの地層と川原-159/170page

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(2) 崖から離れて地層全体を観察する。
 1) 地層の出ている崖全体をスケッチする。
 2) 地層の重なり方,割れ目(断層),地層のずれなどに注意しながら地層を書き入れる。
 3) この高台は,これらの地層が重なってできていることを理解する。
 4) 崖に沿って地層を追いかけ,地層は水平方向に広がっていることを理解する。
(3) 地層に近づいて観察する。
 (A)層は淡黄色の砂層です。
 (B)層は灰褐色をしており,表面は風化して,うすくはがれやすい性質をもつ頁岩層です。この頁岩層と砂層は,交互に重なりあったような重なり方をしています。このような関係を互層といっています。
 (C)層は川原に見られるレキのように,まるいレキからなる段丘性のたい積層です。
 (D)で,左右の地層はずれます。この割れ目を断層と呼びます。
2.川原のようすと流水のはたらき
(1) 調べる場所
 上遠野川の度京橋近くの川原
(2) 土手の上から川原や水の流れの様子を観察する。
 1) 川原や水の流れなど,川の全景をスケッチする。
 2) 水の流れが大きく曲がっている
度京橋の下の崖

度京橋の下の崖_地層図

上遠野川の度京橋近くの川原

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