-野外観察の手びき-浜通りの地層と川原-162/170page
田人第一小学校
1.地層の観察
(1) 観察する場所
グランドわきの崖
(2) 崖から,離れて地層全体を観察する。
1) 地層のでている崖の全体をスケッチする。
2) 地層の重なり方,大きな割れ目などに注意しながら,地層などを書き入れる。
3) この小山は,これらの地層がつみ重なってでき上っていることを理解する。
4) グランド西側の崖の特徴のある地層には,広がりがあることを理解する。
(3) 地層に近付いて観察する。
(A)層は淡黄色をした砂層
(B)層は淡青色をした砂層で(A)層と色が違うのは,含まれている鉄分が酸化して,黄色から茶色に変わったためです。
(C)層は1mの厚さで,暗灰色をした頁岩層で,表面は,風化するとうすくはがれやすい性質があります。
(D)層は,黄褐色をした砂層で層理が発達しているのが特徴です。
(E)層は,段丘性のレキ層で,この地層は(A)〜(D)の地層のつもった時代よりずっと新しい第四紀のたい積層です。