-野外観察の手びき-浜通りの地層と川原-164/170page

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 3) 川底にあるレキの平らな面に注意して,平らな面は,流れに対してどのような方向になっているか調べる。
 4) 石をつんで護岸工事がなされているのは,川が曲がっている内側か,外側か。
 5) この付近の川原は,川の上流に位置するので,川底には,1m大の大きなレキが散在しているのが特徴である。
四時川の上流で,小上神社前の川_地層図

石住小学校

1.地層の観察
(1) 調べる場所
 職員住宅の裏の崖
(2) 露頭の岩石の説明
この崖で観察される岩石は,黒雲母結晶片岩と呼ばれる変成岩で片理の走向は,N10W・傾斜は80Wを示してます。この地域は阿武隈変成帯で,低温高圧型の変成岩が分布しています。
これらの変成岩のもとの岩石は,古生代または,中生代(疑問が多くある)の地層で中生代末の大規模な地殻変動(佐川造山運動)で変成されてできあがった岩石です。従って,地層の教材としては,別の場所で学習することが必要です。
職員住宅の裏の崖

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