小学校「福島県標準学力診断検査問題」による学力分析報告書1980-089/187page
領域・小問ごとの分析 対策の視点 答が多い。
13.北極星の名称と北斗七星・カシオペァ座 から北極星を見つけること。
○一正答率72%でほぼ理解されているが、 「北斗星」などというあいまいな誤答が 目立つ。 14.星の動きの観測のしかた
○正答率は77%でほぼ理解されている。 15.星座早見盤の正しい使い方 ・北の星を調べるという問題であるが、 南の空の調べ方を選んだ誤答が多く、正 答率も36%ときわめて低い。○北の空の星座として、北極星・北斗七星・カ シオペア座を機会をとらえて、実際に夜間観 測させる指導が必要である
○観測方法についてはほぼ理解されているの で、これをもとに家庭での観測学習を促すよ うな積極的な指導も望まれる。
○星座早見盤は、星の観測には欠かせないも のなので、一人ひとりが実際に手に持って調 べられるような学習方法の工夫が必要である。領域B(物質とエネルギー) 16.光の屈折と反射 は)光の反射
○正答率は67%である。 (2)光の屈折の名称
○正答率71%でほぼ理解されているが 「反射」と混同した誤答が見られる。 13)光の屈折
○正答率は32%ときわめて低くよく理 解されていない。 17.とつレンズ (1)とつレンズの軸に平行な光が集まる位 置の名称(焦点) (2)焦点の位置はレンズによって決まって くる。 (3)光の「直進」と「屈折」
○(1)、(2)、(3)ともに6年より移行され る内容で学習が不完全なためか正答率 はそれぞれ23%、46%、34%ときわめ て低い。○光の直進・反射・屈折は光領域での重要な 指導事項である。児童自身が実験・観察を通 してその規則性を発見できるような指導の工 夫が必要である。
○レンズは、小学校5年生だけで、中学校・ 高校では扱わない。しっかりとした基礎概念 をとらえさせておきたい。 教具を工夫したり、一人ひとりの児童が実 験観察を通して、事象のきまりを見いだせる ような配慮が望まれる。