小学校「福島県標準学力診断検査問題」による学力分析報告書1980-088/187page

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領域・小問ごとの分析 対策の視点
○正答率はそれぞれ65%.60%であるが、 「日光がよく当たると水温が高くなるの でもっとよくふえる」「日光が当たらな くとも肥料のある水ではよくふえる」と いう誤答が多い。 7.根毛の主な働き
○正答率77%とほぼ理解されている。 8.水中の小さな生物(ミジンコ)の形態
○正答率71%とほぼ理解されているが 「ミドリムシ」と「ミジンコ」の区別が できないための誤答がある。 9.茎のつくりと働き 。正答率は、それぞれ62%、62%である 10.植物体の中に入った水のゆくえ
○正答率は48%と低く、植物体に入った 水は、茎や葉から蒸散によって出てい くことの理解が不十分である。
○対照実験の考え方、記録の取り方、データ の読み取りについても指導する。
○植物体を支えている根の働きと、水分・養 分を吸収する根毛の働きをきちんと区別した 指導が望まれる。
○ミジンコは小学校で学習するプランクトン の代表例でもあるので、顕微鏡をとおして実 際に観察させる指導が望まれる。 ・「茎のつくりと働き」は重要な指導事項で もあるので、実際に実験・観察をとおし、つ くりと働きを関連づけた指導が望まれる。
○実験、観察の目的や過程を大切にし、結果 を正しく処理する能力を育てる指導が望まれ る。
領域C(地球と宇宙) 11.星の日周運動と明るさ (1)北の空の星の動き(日周運動)
○正答率は59%で、北極星を回ってい ることはわかるが、どの方向に回るか がよく理解されていない。 (2)星の明るさの違い
○正答率は60%であり「星には速く動 いたり、遅く動いたりするものがある」 という誤答が見られる。 12.太陽の通り道近くに見える星は、太陽と 似た動きをすること
○正答率はそれぞれ、54%、63%である が、東と西の空の星の動きを混同した誤
○北の空で観測しやすい北斗七星・カシオペ ア座の動きを測定させて理解させる。
○日周運動については、実際に時間をおいて 数回観測するという経験から、反時計回りに 回っていることを理解させることが大切であ るが、更に北天の星の日周運動の写真の活用 も図り、明るさについてもふれておきたい。
○東・南・西の空に見える星の集まりの動き を、時間をおいて2〜3回観察し記録させ、 その結果をもとに推論を加えて、全体の動き をとらえさせるような指導が望まれる。

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