小学校「福島県標準学力診断検査問題」による学力分析報告書1980-091/187page

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領域・小問ごとの分析 対策の視点
23.食塩が水に溶ける量には限度があること
○正答率71%でほぼ理解されている。24.食塩水の濃さを調べる方法
○正答率は50%で、「同じ量を取ってよう素液をたらしてみる」「明るいところですかしてみる」などの誤答が多い。25.酸素の製法と捕集(1)酸素を捕集する方法
○気体の捕集方法と、その意味を関連づけて理解していないために、正答率も56%となっている。(2)酸素の製法に必要な薬品
○正答率は64%で、「二酸化マンガンと塩酸」という誤答が多い。26.酸素の性質
○正答率は40%ときわめて低く、「酸素の中ではすぐ消えてしまう」とした誤答や、「酸素はものを燃えにくくする気体である」とした誤答が多い。また「酸素はよく燃える気体である」とする誤答もめだつ。27.二酸化炭素の性質(1)二酸化炭素は空気より重いこと
○正答率は74%でほぼ理解されているが、目に見えない気体は空気より軽いと考えている誤答が目だつ。(2)二酸化炭素の調べ方。正答率70%でほぼ理解されているが、二酸化炭素の検出方法でリトマス紙が青むらさきに変わると考えている誤答が多い。
○温度が一定であれば、溶媒に溶ける溶質の量は、溶媒の量に関係することを、その理由を考えさせながら、実験をとおして理解を図る必要がある。
○水溶液の濃さを調べる方法は.22の(1)、(2)の内容が基礎となる。それらの知識を発展的に応用して考えさせる場面の設定も必要であろう。
○水に溶けにくい酸素を捕集する場合、空気の混入をさける意味での水上置換の方法を的確にとらえさせる必要がある。
○酸素と二酸化炭素の製法を混同しているので、使用する薬品名については、きちんと知識としてとらえさせる。酸素および二酸化炭素の性質を調べる学習では、実際に実験をし、結果の正しい解釈をとおして、それぞれの性質をはっきり理解させることが大切である。
○目に見えない気体にも重さのあることを、実験の装置や方法などを工夫し、はっきり押さえる。
○二酸化炭素の検出法として、石灰水の使用法とその変化をきちんととらえさせる
領域A(生物とその環境)について
○種子のつくりで、「はい」「はいにゅう」「子葉」の区別があいまいである。種子には、

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