小学校「福島県標準学力診断検査問題」による学力分析報告書1980-107/187page

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観点・小問ごとの分析 対策の視点
豊巨秀吉が多い。 「学問ノススメ」を著した福沢諭吉、開 国を求めたペリーの正答率は、それぞれ80 %である。  
8.国際連合(安全保障理事会・ユネスコ) のはたらき 安全保障理事会の重要な役割である世界 の「平和」(を守る)の正答率は90%と高 い。 ユネスコのはたらきとして、教育や科学のほ か「文化」を高めることによって平和を実 現することがあげられるが、その「文化」 についての正答率は、85%である。 ・国際連合の機関としての総会、安全保障理 事会、ユネスコのはたらきを、具体的な事実 を通してとらえさせたい。
9.国会・内閣・裁判所の仕事 立法、行政、司法についての理解をこと ばとしてだけでなく、公害という事実を通 して理解しているかを問う問題であるが、 国会・内閣・裁判所にっいての正答率は、 それぞれ32%、28%、50%である。 国会と内閣との混同が見られ、両者の正 答率を低くしている。 ・国会・内閣・裁判所の仕事を具体的にとら えさせるには、常にテレビや新聞などのニュ ースに興味や関心を持たせておくことが必要 である。
観点1](知識・理解)について 歴史上の主な事象について、人物の働きや代表的な文化遺産を中心に、原始から現代に至る 広い範囲にわたっての出題であり、観点1]の平均正答率は62%であるが、小問によっては、28 〜90%の差が見られる。正答率の比較的低いのは人物の理解についてである。その指導にあた っては、児童が興味・関心を持っている人物を調査しておき、指導する人物を精選しておかな ければならない。また、視聴覚教材等を活用して理解を深めることも大切である。 国民生活と政治は、第4学年において、地域社会の人々の生活の安全や向上を図るための市 役所などのはたらきを取り上げているので、第6学年では、それを発展させながら国の政治のはた らきの意味について、事例を通して具体的に指導することが大切である。また、新聞やテレビ 等で伝えられるニュースを活用するなど生活の中の具体例をとりあげて指導することが大切で

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