小学校「福島県標準学力診断検査問題」による学力分析報告書1980-108/187page

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ある。
観点・小問ごとの分析 対策の視点
2]資料活用の能力 1.文書資料(大化の改新)の読み取り 年数の読み取りの正答率は81%である。 大化の改新の正答率は47%で、無答が目 だつ。 ・資料を読み取る際には、その資料の内容が 「今から何年前のことなのか」をとらえさせ る指導をしておくことが大切である。 ・大化の改新について指導する場合、中大兄 皇子、中臣鎌足などの人物と関連づけて指導 することが大切である
2.円グラフ(国の予算)の読み取り 円グラフから、租税をとらえる正答率は 82%である。社会保障費の基本的な内容の 一つとしての老人対策の正答率は69%で、 誤答例としては地方自治体への交付金とし たものが多い。 円グラフの中の数字の読み取りとして公 共事業費の金額を求めたが、正答率は59% で、誤答例としては地方自治体への交付金 5.8兆円としたものが多い。 ・統計的資料を通して社会事象についての理 解を深めさせるためには、数値だけでなく語 句の意味も理解させておかなければならない。
3.統計地図(日本の貿易)の読み取り 赤道の南の国と2.3兆円の輸出入額の二 つの条件からオーストラリァを答える問題 の正答率は55%であり、誤答例としては、 サウジアラビアが多い。これは、赤道の南 の国という条件を理解できなかったものと 考えられる。 日本の全輸出入額に対する、アメリカ合衆 国との輸出入額の占める割合に関する正答 率は25%である ・誤答としてサウジアラビアが多いのは、サ ウジアラビアの国名の記入位置によるものと 思われる。このことに惑わされることがない ように、地球儀や地図の指導を強化する必要 がある ・凡例の読み取りができないために正答率が 低くなったものと考えられる凡例の読み取 りを十分指導したい。
4.絵(蒙古襲来絵詞)・年表・生育歴(源 頼朝)の活用 ・絵や写真などの資料を使用する場合、指導 の観点を明確にする必要がある。この問題で

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