ある。 |
観点・小問ごとの分析 |
対策の視点 |
2]資料活用の能力 1.文書資料(大化の改新)の読み取り
年数の読み取りの正答率は81%である。
大化の改新の正答率は47%で、無答が目 だつ。 |
・資料を読み取る際には、その資料の内容が
「今から何年前のことなのか」をとらえさせ
る指導をしておくことが大切である。
・大化の改新について指導する場合、中大兄
皇子、中臣鎌足などの人物と関連づけて指導
することが大切である |
2.円グラフ(国の予算)の読み取り
円グラフから、租税をとらえる正答率は 82%である。社会保障費の基本的な内容の
一つとしての老人対策の正答率は69%で、
誤答例としては地方自治体への交付金とし
たものが多い。
円グラフの中の数字の読み取りとして公
共事業費の金額を求めたが、正答率は59%
で、誤答例としては地方自治体への交付金 5.8兆円としたものが多い。 |
・統計的資料を通して社会事象についての理
解を深めさせるためには、数値だけでなく語
句の意味も理解させておかなければならない。 |
3.統計地図(日本の貿易)の読み取り
赤道の南の国と2.3兆円の輸出入額の二
つの条件からオーストラリァを答える問題
の正答率は55%であり、誤答例としては、
サウジアラビアが多い。これは、赤道の南
の国という条件を理解できなかったものと
考えられる。
日本の全輸出入額に対する、アメリカ合衆
国との輸出入額の占める割合に関する正答 率は25%である |
・誤答としてサウジアラビアが多いのは、サ
ウジアラビアの国名の記入位置によるものと
思われる。このことに惑わされることがない
ように、地球儀や地図の指導を強化する必要 がある
・凡例の読み取りができないために正答率が
低くなったものと考えられる凡例の読み取
りを十分指導したい。 |
4.絵(蒙古襲来絵詞)・年表・生育歴(源 頼朝)の活用 |
・絵や写真などの資料を使用する場合、指導
の観点を明確にする必要がある。この問題で |