小学校「福島県標準学力診断検査問題」による学力分析報告書1980-123/187page

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領域・小問ごとの分析 対策の視点
・正答率は39%ときわめて低く理解は 不十分である。明るい部分を外炎と考 えている誤答が多い。 (2)ろうそくの炎と温度についてわかる。 ・正答率は86%とよく理解されている。 23.木片の乾留 (1)木片の熱分解によって発生した気体が わかる。 ・正答率は85%とよく理解されている。 2)木片の熱分解による木炭の燃え方がわ かる。 ・正答率77%と、ほぼ理解されている。 24.炎のでき方 ・正答率は46%と低く、理解は不十分で ある。外炎のところから導いた場合1ア)と いう誤答が目立つ。 つくりを理解させる必要がある ・実験観察を工夫するとともに、炎の各部分 の温度が異なるのは、空気の供給量に関係す ることをとらえさせる指導が必要である。 ・木片を熱分解したとき気体が出て、これが 燃えることは確かめやすいが、乾留が十分で ないと後に残ったものが木炭にまでならず、 実験がうまくいかないことが多い。 実験方法を工夫して、現象をはっきりとら えさせるような指導をしたい。 ・実験方法を工夫して、「炎のつくり」と「ろ うそくの燃焼機構」を関連づけながら観察さ せ理解を図ることが必要である。
領域A(生物とその環境) 25.血液の働き (1)「窒素」「消化液」「養分」という誤 答が見られ、正答率は60%である。 (2)「酸素」「窒素」「消化液」という誤 答が見られ、正答率は61%である。 (3)「酸素」という誤答が多く、正答率は 55%。 ・全体的に理解が十分とはいえない。 26.腕の筋肉の働き ・正答率39%ときわめて低い。 27.だ液の働き ・正答率47%と低い。 「Aは青むらさき色になり、Bは変化し なかった」という誤答が多い。 ・関節には、働きの上で対になっている筋肉 がある。その相互の伸び縮みによることを、 模型などを用いて理解を図る ・でんぷんが変化することを実験で確かめさ せる。十分に時間をかけて、正しい結果が出 るよう指導するとともに、よう素液の色の変 化の意味をはっきり定着させることが必要で ある。

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