小学校「福島県標準学力診断検査問題」による学力分析報告書1980-122/187page
領域・小問ごとの分析 対策の視点 は87%と大きな開きがでた。 悪い結果が出た(1)の場合での誤答は、 15gが圧倒的に多い。 これは30(g)×1=A(g)×3として解 くべきところを 30(g)×1=A(g)×2として解いたために起きた誤りで、こ れに対して、良い結果が出た(2)の場合 では、図の表示の仕方から、上記のよ うな誤りを起こす可能性がなかったも のと判断される 「支点はどこか」をはつきりと押さえさせる 必要がある 領域C(地球と宇宙) 18.太陽と気温の関係 ・地面の温度より気温の方が速く上昇す るとした誤答が多い。 正答率は61%である。 19.太陽の高さの測定方法 ・正答率は46%と低く、太陽の高さの定 義が定着していない。 「地面から太陽までの距離」という誤答 がきわめて多い。 20.太陽の高さ、地温・気温の日変化の関係 ・正答率は44%と低い。 時刻・高さ・温度と三要素を含むグラ フのため、グラフの見方を十分理解して いないためのものと考えられる。気温と 地温を混同している誤答がきわめて多い。 21.季節と太陽の高さの関係 ・正答率は81%とよく理解されている。 ・地面の温度と気温を実際に測定させ、その 結果をグラフ化し、更に考察を加えた指導が 必要である。 ・太陽の高さとは「距離」ではなく、「角度」 で表わされることを、実際に測定させながら 理解させることが必要である。 ・特殊なグラフの見方にも慣れるよう、機会 をとらえて指導する必要がある。また、気温 と地温の最高温度の時刻の違いを、実際に測 定させて理解させることが大切である。 ・太陽の見かけの動き方や高さと、昼夜の時 間の長さの関係は、観測の結果をもとに考察 させることが必要である。 領域B(物質とエネルギー) 22.ろうそくの炎の明るさと温度 (1)ろうそくの炎の明るさについてわかる。 ・外炎は光が弱く見えにくいので、次の(2)な どの観察のように、実験方法を工夫して炎の