高等学校「理科1」のてびき-011/133page
(4) 図3より、上端の打点を結んだ線の延長が横軸とまじわる点は、最初の打点を示すのではなく、時刻0、即し動きはじめの時刻を示すのである。実際には、打ちはじめの打点からテープを切るのではなく、打点のはっきりしている途中の任意の点から切ってはるわけである。この例では3番目のテープを切ってはったことを示し、単位打点1.75、前に動き初めたことを示している。
図3
(5) 通過した距離
(6) 距離〔m〕、速さ〔m/S〕、加速度〔m/S2〕
(7)
時刻 t-2 t-1 t0 t1 t2 t3 t4 t5 位置 x-2 x-1 x0 x1 x2 x3 x4 x5 速度 V-1-2 V-1.0 V0.1 V1.2 V23 V34 V45 加速度 a-2.0 a-1.1 a0.2 a13 a34 a35
速度はx-2(t-2)、x-1(t-1)の区間の平均の速度度を表しV-2-1と示した。
同じく加速度はx-1(t-2)からx0(t0)までのデー
タを用いて、平均の加速度a-2.0と表す。
(8) (7)の表のグラフヘの処理
※ この処理から誤差について考えさせたり、到達度の高いものについては一般式を導びかせるのも一方法である。
ゆらぎ、誤差の拡大
※ グラフから数式化へ
V=V0+at
x=V0t+1/2at2