高等学校「理科1」のてびき-084/133page
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ショウジョウバエの遺伝
年 組 No. 氏名
1 ねらい
遺伝の研究材料としてすぐれているキイロショウジョウバエを飼育し、その生活史や突然変異体を知り、形質不明の交配(x交配と呼ぶ)によるF2の観察を行いP(親)の形質を推定し、遺伝の法則の理解を深める。
2 準備
(1) 材料 x交配によるF1に産卵させた飼育瓶 (各班1本)、突然変異体各種
(2) 器具 飼育瓶 (30×120mmの管瓶又は牛乳瓶)、定温器 (25℃)、麻酔用管瓶、選別用ヘラ(自作)、青梅綿、スポイト、障子紙(止まり木)、白タイル (15cm角)、解剖顕微鏡 (双眼実体顕微鏡)、ルーペ (径8〜10cm)、シャーレ
(3) 薬品 エチルエーテル、ボーキニンB、寒天末、コーンスターチ、黒砂糖、酵母
3 方法
(1) 産卵の済んだ飼育瓶にラベルを貼り、班名、記号、月日等を記入する。
(2) 交配に用いた突然変異体をいろいろ瓶のまま観察する。
(3) 産卵して不用になった成虫 (F1)を使い、麻酔のかけ方と♀・♂の判別をする。
(4) 約1週間後にF2が羽化したら、形質、♀・♂別、個体数を調べ記録用紙に記入する。
調べる順序は1)体色、2)翅、3)眼色(形)がよい。
(例) ハエ(160)→正常体色(120)→正常翅(90)…9
→痕跡翅(30)…3
→黒体色 (40) →正常翅(30)…3
→痕跡翅(10)…1
記録用紙 (例)
交配 (e×Vg)
♀ ♂ 計 10/1 10/3 小計 10/1 10/3 小計 ++ 9 10 45 9 11 45 90 +、vg 3 4 14 3 3 16 30 e、+ 3 3 16 3 4 14 30 e、vg 1 0 4 1 2 6 10 計 16 17 79 16 20 81 160
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