高等学校「理科1」のてびき-103/133page
〔実験2〕・経線が平行になっている赤道上でふりこを振動させたとき、経線に対するふりこの振動面の方向はどう変化するか予想をたてて確めてみよう。
(予想)
・フーコーのふりこに実験器に台紙(C)(赤道における経線を描き入れたもの)をセットし、図2のように右に傾け経線A-A'上でふりこを振動させる。
・それを静かに起こし、さらに左に傾けたとき、ふりこの振動面は、経線に対してどのように変化するかを観察する。
〔実験3〕・経線が平行でない中緯度でふりこを振動させた場合、経線に対するふりこの振動方向はどのように変化するか予想をたててみよう。
(予想)
・フーコーのふりこ実験器に台紙B(中緯度の経線を描き入れたもの)をセットし、実験2と同様にして、ふりこの振動面の経線に対する変化のようすを観察する。
4 考察
(1) 実験1、3に共通する現象は何か。地球上でも同様の現象がみられるが、その原因として考えられることは何か。
発展 経線に対するふりこの振動面の変化量が高緯度ほど大きくなるのは、どのような理由からか。