-野外観察の手びき-中通り・会津の地層と川原-067/231page

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湖底につもってできた地層です。また,(B)層は沖積世の川原の砂レキで,その後の隆起運動で川は一段と低い現在の所を流れるようになりました。

 校舎は昔の川原である占い段丘面を利用して建っております。また,(A)層と(B)層の重なり関係を不整合と呼んでいます。

2、川原のようすと流水のはたらき

(1)調べる場所

 校庭の下を流れる駒寄川にかかる橋

 (安斎自動車工場の近く)
校庭の下を流れる駒寄川にかかる橋

(2)橋の上から川の流れ,中州,川岸のようすなどを観察する。

 1)自動車に注意し,水の流れ,中州,川岸ががけとなっている所など,川の全景をスケッチする。

 2)川岸のがけは,流れの曲がっている内側の岸にあるか,外側の岸にあるか。

 3)川底に砂やレキがつもっているようすを観察する。橋から下流に向かって,右側の川床には粘土がつもっており,中州をはさんで,左側の川床にはレキがつもっていることが観察される。
校庭の下を流れる駒寄川にかかる橋

(3)川辺から,流水のはたらきを調べる。

 1)川が曲がる内側の岸辺と,外側の岸辺とで流れの速さはどうか。木片などを流して調べてみる。

 2)また,川が曲がっている付近で,内側から外側に進むにつれ,深さはどう変わるか調べてみる。

 3)川が曲がっている外側の川床には岩盤の粘土層が観察される。

(4)まとめ

 川の流れの速さと深さの関係,流れの速さと川岸のけずられ方,流れの速さ


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