-野外観察の手びき-中通り・会津の地層と川原-112/231page
ったものです。
2、川原のようすと流水のはたらき
(1)調べる場所
釈迦堂川のさんしき橋
(2)土手の上から川原の様子や水の流れを観察する。
1)土手の上から川の全景をスケッチする。
2)川原や,はんらん原,岸のけずられている様子など気付いたことを書き入れる。
3)流れが大きく曲がっている場所で,川原は内側にできているか,外側にできているか,他の場所でも調べる。
4)川岸がけずられているのは,流れが曲がっている内側の岸か,外側の岸か。
(3)川原に下りて,流水のはたらきを調べる。
1)中州に渡って,中州から南の方(はんらん原)の対岸に進むにつれ川の深さはどうか,また,大きく曲がっている所の川原から対岸に進むにつれて,深さはどう変わるか。
2)(ア),(イ)の附近にそれぞれ10mの長さをとり,川の流速を調べる。
また,中州の近くと,対岸の近くとで流速を比べる。どちらが早いか。
3)(ア),(イ)の川底の様子を調べる。流れの早い所と遅い所で,川底に積もっている砂やレキの大きさに違いがあるかどうか。
(4)川原のレキを調べる。
川原でレキや砂の積もり方が平均的である所を選んで,1m四方の方形枠を置く。