-野外観察の手びき-中通り・会津の地層と川原-210/231page

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る。

 一見不規則のようだが,石の長い方向や面が一定の方向に向いて配列されているように見え,ちょうど屋根がわらのような並び方をしています。このような並び方を,インブリケーション(レキの覆互状構造)と呼んでいます。

 これは,水の流れに対して,レキが最も小さい抵抗の向きをとると安定した状態になるためです。前頁の写真のレキの並び方から,容易に水の流れの方向が推察できます。

舘岩小学校

1、川原のようすと流水のはたらき

(1)調べる場所

 舘岩川の穴沢橋
舘岩川の穴沢橋

(2)自動車等に注意して,橋の上から川原の様子や水の流れを観察する。

 1)橋の上から上流に向かって,川の全景をスケッチする。

 2)川原や,小さな中州,川岸のがけの様子など気付いたことを書き入れる。

 3)流れが曲がっている場所で,川原ができているのは内側か外側か。また,他の場所でも調べてみよう。

 4)橋の上から川床を見ると,川幅のわりに川は深く,また,早瀬も所々に見られます。早瀬の所には大きなレキが多く見られます。

 川幅もせまく,早瀬があり,川床に大きなレキ(岩)があり,川岸には花こう岩のがけが見
舘岩川の穴沢橋


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