-野外観察の手びき-中通り・会津の地層と川原-209/231page

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(4)川京のレキを調べる。

 川原での砂やレキの横もり方の平均している所を選んで,1m四方の方形枠を置く。

 この方形枠の中に入っている長径5cm以上のレキを,すべてビニルソートに取り出す。(表面にみえているレキのみ)
塔のへつりのつり橋より100m下流の川原

 1)大きさで分ける。

 レキの大きさによって5〜15cm,15〜25cm,25cm以上に分け,その数を調べる。

 2)レキの形を調べる。

 レキの形でまるい石,ややまるい石,角ばった石の3つに分け,その数を調べる。

 3)川原のレキの大部分は凝灰岩で,他に泥岩や安山岩,流紋岩が見られます。このことから大川の上流には堆積岩や火成岩からなる山地のあることが推定できます。

 4)調べた結果を表にまとめる。
大きさ(cm) 種類
5〜15 15〜25 25以上 亜円 凝灰岩 泥岩 安山岩 流紋岩
25 17 5 23 20 4 24 12 8 3
53% 36% 11% 49% 43% 8%        

 大川上流の田島二小学校,田島小学校の資料と比較して,レキの大きさ,形がどのように変化しているかを考察することによって,流水のはたらきを一層よく理解させることができます。

 5)川原のレキの並び方に注意してみ
塔のへつりのつり橋より100m下流の川原


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