-野外観察の手びき-中通り・会津の地層と川原-214/231page
2、川原のようすと流水のはたらき
(1)調べる場所
伊南村役場裏の伊南川
(2)土手の上から川原の様子や水の流れを観察する。
1)土手から,川の全景をスケッチする。
2)川原や小さな中州,水たまり,小さな流れ,川岸のけずられている様子など,気づいたことを書き入れる。
3)流れが大きく曲がっている場所で,土地がけずられているのは流れの内側か,外側か。
4)川原は流れの内側にできているか,外側にできているか。
(3)川原におりて,流水のはたらきを調べる。
1)(ア)の近くの川原に立って,川原から対岸に進むにつれて,深さはどう変わっているか調べてみよう。
2)(ア),(イ)の付近で,それぞれ10mの長さをとり,川の流速を調べてみよう。また,(ア),(イ)の川底はどう違うか。(イ)の川底にはレキが多く砂が無いがこのことを,(ア),(イ)の川の深さ,流れの速さから考えてみよう。
3)(ア)の場所で,川原の近くと対岸の近くでの流れの速さについて,木片などを流して比べてみよう。
4)(ア)の中州の上方には大きなレキが多く,下方には小さなレキや砂が多いが,どうしてだろうか。
(4)川原のレキを調べる。
川原でのレキや砂のつもり方が平均的な所を選んで,1m四方の方形枠を置